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2009/03/12

police:神戸で職質を受けると、こうなる

これが一部で有名になっている、職質リアルビデオだ。

怖いよね、実際。
その言動は、人を畏怖させるに十分な感じである。

もちろん警察官だって、肖像権はある。しかしそれは民事関係の問題であり、職務質問とは直接の関係がない。また、警察官がどのように職務を執行しているのかということは、公共の関心事であることに違いないので、上記のビデオが個人に対して肖像権侵害になるとしても、その違法性は乏しいというべきである。
で、警察官が職務質問をするのは、あくまで任意であり、断っても罪に問われないのは当たり前だ。こちらが名乗っているのに名前を明かさないのは人間として汚いというのも、人間社会のルールと法的ルールを意図的か無意識的か混同した話である。警察官が職務を執行する上で身分と氏名を明らかにしなければならないのは法的ルールであり、それに対して一般市民が名乗らなければならないという法的ルールはない。

あと、考えるべきことは、このように任意の職務質問に対して協力しないことによる警察官の職務に対する悪影響と、結果的に治安が悪くなることに手を貸すという事実をどう考えるかだ。
何も悪いことをしていないのにいきなり「お前は不審だ」といわれれば、腹も立とうし、消極的にせよ抵抗したくなる気持ちも分かるのだが、そうした個人的感情と治安を良くする協力の大事さとのどちらを重く見るのか、その選択にその人の器量というものが出てくるのかもしれない。

ま、ぶっちゃけ、いきなり疑われたからといって腹立ちを押さえられないのは、反抗期のガキンチョや中学生日記の登場人物のレベルを引きずっているという感じがするのだ。

もっとも他方で、鹿児島の選挙違反事件とか北陸の冤罪事件とかを思い出すと、警官に協力的になることが善だという前提もまた怪しいのだが。

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コメント

いきなり「そこのお前止まれ」なんて口調だと、協力する気も吹き飛んでしまうのですよ。
相手が一見してチンピラならともかく、普通の市民にこれは酷いと私は思います。
ここに多くの実例が挙げられてます。
http://search.chiebukuro.yahoo.co.jp/search/search.php?p=職務質問

投稿: でも | 2009/03/16 14:49

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