OhMyNews結局生き延びられず
OhMyNewsはOhMyLifeに衣替えして生き延びようとしていたが、この度最終的にダメになったそうだ。
asahi.com:オーマイニュース閉鎖へ 広告減、衣替え後も伸び悩み
おっちょこちょいは、ネットが新聞の真似をしても力不足でダメだったという例として受け取るかもしれない。しかし、実際は逆で、既存マスコミが意識改革をしないままネットユーザーのエネルギーを利用しようとして、結局失敗に終わったというものである。
世界的不況は格好の口実だ。
参考)藤代さん「【ネット】2008年メディア状況を象徴 オーマイニュース失敗の「意義」」
この記事に事態の真相は語り尽くされている感がある。
鳥越俊太郎もとんだ恥を掻いたものだ。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 最高裁サイトに証明責任関係を判示した裁判例はどれくらいあるか、AIに聞いてみた(2025.05.16)
- 任天堂Joy-Conドリフト問題についてのEU消費者保護部局の共通見解をNoteBookLM(2025.05.06)
- 生成AIもどんどん賢くなっている(2025.01.16)
- TwitterX:醤油なめ少年の家裁送致(2023.08.07)
- Mook:法律家のためのITマニュアル(2023.07.19)
コメント
藤代さんに白浜で直接お話を聞きましたが、新聞社のネットへの理解はネットワーカー側には想像できないレベルで、まあ藤代さんは新聞記者を辞めた事情として説明していました。
それから何年か経っているわけですが、結局は変わっていなかったということでしょう。
現実問題として、パソコン通信が普及し、企業がHPを持つのが普通になって、真っ先に危なくなったのが業界誌です。
わたしの関わっている機械関係なんて、各誌ともよく頑張っているとは思いますが、すでにニュースではなくて月刊辞典というか加除式データブックと化しています。
逆に言えば、業界裏話といった話は誌面からは消えてしまいました、そういう面白くもディープな話題を扱っている雑誌は一番先になくなった。
こういうことを見ていれば、市民が記者だ、なんてのはそうそう軽々言えることではないし、商用ネットであったパソコン通信のNIFTY-Serveが一番悩んでいたところでもあるわけです。
個人的にはネットのプロ記者(収入を得る人)が出てくれば良いなと思ってはいましたが、見ているとそういう「育てる」発想はなかったようですね。
新しい畑を作っておいて、育てないで収穫を期待するというのはどういう発想なのだ?とものすごく違和感を感じたものです。
何も生み出せなかったことを墓銘碑に銘記するべきでしょう。
投稿: 酔うぞ | 2009/03/27 14:57