Georgiaはなんて読む?
ジョージアか、グルジアか。
名曲が真っ先に思い浮かぶし、アメリカではグルジアのこともジョージアと呼んでいるらしい。
グルジアというのはロシア読みだから地元の呼び名を使ってくれという要求である。
Wikipediaには次のような記載がある。(文字化けしたらご免なさい)
グルジア語では、საქართველო(ラテン文字転写 : Sakartvelo)という。サカルトヴェロは、「カルトヴェリ人(グルジア人)の国」という意味で、カルトヴェリは古代ギリシャ人の記録にもあらわれる古代からの民族名カルトゥリに由来している。日本語名の「グルジア」はロシア語名Грузияにもとづき、英語名のGeorgiaと同じく、キリスト教国であるグルジアの守護聖人、聖ゲオルギウスの名に由来すると言われる。
プーチンのロシアが最近やっていることを思い浮かべると、状況はチェコやらハンガリーやらがかつて味わったのと同じことであり、東西イデオロギー対立の冷戦は終わってもロシアの周辺国支配拡大政策が復活しただけとも思える。
グルジアの国名をサカルトヴェロに変えても、日本国内にはそれほど大きな影響があるわけではない。ビルマよりはずっと馴染みのない地域なのだし、年月を重ねればスリランカのように元の名前が分からないくらい定着するだろう。
ちなみにスリランカは子供の頃にセイロンと呼ばれていたが、国名を自ら変更したケースで、これに従うことには問題がない。これに対してビルマは、軍事政権がミャンマーと英語表記を改めたので、軍事政権を承認する勢力がそれに従っているケースで、日本もそうするというのは矜持のなさを現しているように思えて情けない。
再びWikipediaより
日本政府は軍政をいち早く承認し、日本語の呼称を「ミャンマー」と改めた。日本のマスコミは多くが外務省の決定に従ったが、軍事政権を認めない立場から括弧付きで「ビルマ」を使い続けるマスコミもある。アウンサンスーチーやNCGUBなど軍事政権の正当性を否定する側は、改名が軍事政権による一方的なものだとし、英語国名の変更を認めていない。タイの英字紙、英BBC、「ワシントン・ポスト」などの有力英語メディアの一部、および主要な人権団体は「Burma」の呼称を続けている。アメリカ合衆国、イギリス、オーストラリア政府などは「Burma」としEUは「Burma」と「Myanmar」を併記している。
フィンランドも現地ではスオミと呼んでいるが、日本でジャパンという表記も受け入れているように、特に問題はないようである。
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コメント
そういえば世銀のSimeon Djankov(どう読むのか未だに不明)の出身が
Georgiaとあってアメリカ人だとずっと思っていました
これまた世銀のDOING BUSINESSに
Georgiaとでてきて気づいたのですが...
投稿: 故元助手A.T. | 2009/03/22 14:57