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2009/03/23

arret:これがデート商法だ!

22歳の若い男性教員が被害者(控訴人)である。

名古屋高判平成21年2月19日PDF判決全文

ある日、控訴人の携帯に女性からお誘いの電話がかかってきた・・・

待ち合わせ場所には、21歳と年も近い女の子Dが待っていて、タクシーでファミレスに行った。

Dは,同レストランで,控訴人に対し,恋人はいないなどと自己紹介を始め,1時間ほど雑談したが,その間,控訴人の歓心を得べく,控訴人を姓ではなく「F君」と名前で呼び,また,同女が控訴人と交際や結婚をしたらといったような話を繰り返ししていた。

その後,Dは,貴金属や持参していた宝飾品の説明をし始め,8時間ほど話し続けた。この間も,Dは,控訴人の手を握ったり,控訴人の顔が赤くなっているのがかわいいなどと言って半ば抱き寄せるような仕草をするなどした。

また,控訴人は,この間,両名のテーブルの近くに集まって来たDの仲間3,4名からも,Dが紹介していた指輪やネックレスを控訴人に着用させて同人らの豪華パーティーに参加させたい,あるいは,控訴人とDはカップルのようだなどと,話しかけられた。

更に,Dの仲間らのうち黒いサングラスと黒いスーツを着たCと名乗る男が,控訴人の指のサイズを測ってリングの購入を勧め始め,また,別の女性が宝飾品を次々と紹介しては,身に着けると良いことが起こる,素敵な人生を送れるようになった人がいるなどと言って,購入を迫った。

控訴人は,以前にいわゆる資格商法に遭い,その際も長時間に渡る勧誘を受けた上その場で契約を締結したことがあったため,そのときと同様に契約締結に至ることをおそれ,購入を迫るCらに対し,即決しなければならないのか,買いたくないなどと告げたが,Cらから,逆に,こんなに親身になっているのにその対応はまずいだろうなどと,威圧的な態度で更に購入を迫られた。

そのため,控訴人は,怖くなり同レストランから帰宅しようとしたが,Cを含む男女3,4名が近くに着席していたことから,改めて帰宅を言い出すこともできず,宝飾品の価値等について詳しく知らなかったこともあって,結局,Dから,外国の職人が手作りで加工しており費用がかかるもので価格としては安いほうであるなどと勧められ,本件宝飾品(ホワイトゴールドの指輪2点〔各販売価額50万円〕及びホワイトゴールドのネックレス1点〔販売価額50万円 )を購入することにした。〕

その後、Dからは何度か電話やメールがあったが、やがて控訴人が金を払ってしまってからは連絡がつかなくなったそうである。

監禁商法であることや、最初に販売目的であることを告げていないとか、クーリングオフができないように女の子に電話を続けさせるとか、まことにあざとい。

公序良俗違反が認められたのは当然であろう。

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コメント

典型的なデート商法の手口ですね。

でもね、相談現場では、
「お金のこともそうですけど、もう一度会いたいんです!
なんとか連絡をとる方法はありませんか?」と、
切々と訴える相談者が来るのです。
「契約が目当てだったのですよ」と何度言っても、
「事情があるに違いないのです」と言い張るのです。
夢から覚めたないのです。
(私が、魔法を解く意地悪ばあさんに思えてきます)

そこがデート商法の恐ろしいところです。

投稿: ちかおばちゃん | 2009/03/26 10:53

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