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2009/03/26

AirDOついに出た、飛行機退場処分

羽田から札幌に向かうAir DO19便は、使用する機材が遅れたからと言うことで、出発自体が20分も遅れていた。
機内に入っても、なかなか出る気配がない。いつしかうとうとと居眠りしていると、靴音高く、黒っぽいスーツの男が二人、荷物を持って出口に行ったので目が覚めた。なんだなんだという雰囲気のまま、待つこと15分か20分。出て行った男のうち一人が手ぶらで戻ってきた。

それからさらに待たされて、ようやく機内の客室責任者という人がいつもと違うアナウンスをし始めた。

「ただいま、不適切な言動を繰り返すお客様を 一人、飛行機からお降りいただきました。そのため、お時間を要しております。出発まで今しばらくお待ち下さい。」

 やがて次のようなアナウンスがあった。

「当機は出発準備をすべて調えまして、非行の安全が確保されました。これより出発いたします。」

しかし、それからが長かった。
飛行機が混雑し、順番待ちで30分くらい、離陸までかかった。

結局定刻より1時間以上遅れて離陸したが、その間CAたちは以上に怖い顔で緊張感出しまくりだし、子供は泣き出すし、隣のおばさんは携帯電話のスイッチを入れてなにやらし出すし。
でも退場処分で飛行機をおろされる客が目の前で発生したせいか、CAに文句を付けるクレーマーは一人もいなかった。子供の泣き声を除けば奇妙な沈黙が機内を支配していた。

飛行機を下ろされた男が、どんな不適切な言動をしたのか、近くにいなかったので分からないし、一切説明もしてくれないので、勝手に想像するしかない。
CAにセクハラを仕掛けたのだろうか?
それとも遅くなったことに文句を付けたのか? 文句の一つも言いたくなる気持ちは分かるが、退場となるまで文句を付けるというのはなかなか想像しにくい。
それとも携帯電話やパソコンのスイッチを切るのを拒否したとか?

いずれにしても、彼一人のために、我々同乗者は大変な迷惑を被ったのである。

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