UNESCOの絶滅危惧言語地図
日本ではアイヌ語のほかに沖縄諸語も、そして八丈語までもが独立言語と扱われたとして話題となっているものだ。
asahi.com:世界2500言語消滅危機、ユネスコ「日本は8語対象」
UNESCOのページも参照。
この記事によると、2月21日は国際母語デーということらしい。
その夜に、消えゆく少数言語の電子版地図(PDF)が発表された。
これを見ると、千島アイヌや樺太アイヌもちゃんと掲載されていて、絶滅したことになっている。上記の朝日新聞の記事では、8語とあるが、この二つを入れれば10語が対象となっているというべきであろう。
フランスを見てみると、こんなにあるのかと思うほど細かく分けられている。
メジャーなところでは、バスク、ラング・ドック、ブルトン、ノルマンがあり、
それ以外にはビカール、ロレーヌ、シャンブノワ、ビュルガンディアン、フランコ・コントワ、フランコ・プロヴァンサル、アルピン・プロヴァンサル、プロヴァンサル、リムザン、オーヴェルニャ、ガスコン、ポアトヴァン・セントンジェ、ガロ、ジャージー・フレンチ、アルデニィ・フレンチ、ゲルンセイ・フレンチ
これらのうち、実質的にはイギリスに属するアルデニィ・フレンチを除き、消滅した言語はないとされている。
ラング・ドックの参考文献
イギリスにも結構ある。マン島のマンクスというのも1970年代に絶滅した言語とされているが、その他スコッツ、スコティッシュ・ゲーリック、ウェルシュ、コルニッシュ、アイリッシュ、ヨーラといった言語が並んでいる。
これに対してスペインは、バスク地方とアラゴン、アステュリア・レオニーズの三言語をだけが少数言語とされおり、ポルトガルには少数言語は存在しない。
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