avocate:女性弁護士の伸びは低い
asahi.com:女性弁護士比、14%どまり 子育て支援など遅れも
女性弁護士の割合は伸び悩んでいる。08年3月末で、弁護士約2万5千人のうち3599人。全体の14%にとどまり、欧米には遠く及ばない。
日本弁護士連合会は08年版「弁護士白書」で、女性弁護士の歩みを特集した。戦後を振り返ると、1950年では全体約5800人に対し6人。割合はわずか0.1%だった。66年に100人を超え、96年に1千人を突破。08年は00年から倍以上に増えたが、それでも比率で見れば49%のフランス、30%の米国など欧米との差は歴然だ。
女性裁判官の割合や検察官の割合は、比較的高い伸びを示している。
→inokenblog:News: 新任判事補75人、女性29人
司法修習修了者の中から選抜する任官者の場合は、その女性比率を数えるのに意味があるが、弁護士の場合は独自に選抜をするわけではないので、結局のところ司法修習生に占める女性比率の反映にほかならない。
ということで、法科大学院と新司法試験の合格者に女性の比率が高くならなければ、弁護士に占める女性比率は変わらない。
| 固定リンク
「法律・裁判」カテゴリの記事
- Arret:欧州人権裁判所がフランスに対し、破毀院判事3名の利益相反で公正な裁判を受ける権利を侵害したと有責判決(2024.01.17)
- 民事裁判IT化:“ウェブ上でやり取り” 民事裁判デジタル化への取り組み公開(2023.11.09)
- BOOK:弁論の世紀〜古代ギリシアのもう一つの戦場(2023.02.11)
- court:裁判官弾劾裁判の傍聴(2023.02.10)
- Book:平成司法制度改革の研究:理論なき改革はいかに挫折したのか(2023.02.02)
コメント