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2009/01/08

AirCanadaの怪

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ボストンLOGAN空港からトロントまでは、Air Canadaで15時10分の飛行機を予約していた。ところが、空港窓口で多くの人が長時間手続に手間取っていたところ、順番が来てエアチケットを差し出してみると・・・

This flight is cancelled.


冷たいご託宣であり、他に選択肢は?と聞くと、18時25分に出るのが動いているという。

そして、American Airwaysの飛行機なら15時15分に出るのがあるが、それに振り返るか?と聞くから、OK, it's betterと答えた。

その係員、かなり年配の女性だったが、ゆっくりゆっくりと機械を操作し、紙のチケット(昔懐かしい赤いカーボン紙が付いたもの)に手書きで名前やパスポート番号、フライト情報を書き込んでいく。

なるほど時間がかかるわけである。

ようやく手にしたチケットをもって、隣のターミナルに向かった。しかし途中で見たモニターには、我々の乗る予定の便がOn Timeと表示されているではないか。おかしい。しかしほとんど時間の変わらない便に振り返られるのだから、特にAir Canadaに乗りたいわけでもないしと思い、そのままAAの方にいった。

American Airwaysの窓口に着くと、その案内係の兄ちゃんが我々のチケットを一瞥し、これはAAではない。American Eaglesだといい、あっちに行けと指さした。

日本でいえば、全日空だと思ったところAir DOだったというような感じであろうか? ともかく指示された方向に行くと、American Eaglesの窓口があった。
ところがチケットを受け取ったお姉さんがしきりにため息をつき、首を振る。説明もされずに待っているこちらは、「あぁ、またため息をついている」とこちらもため息。
やがて、同僚に、代わりに端末をたたいてもらい、それでもうまく行かず、隣の窓口にある電話の受話器を取って、盛んに何か操作するが、うまく行かないらしい。

そのお姉さんと同僚とはスペイン語とおぼしき、しかし英語の単語もずいぶん混じる言葉でしゃべっているので、何がどう問題なのかが聞き取れない。

やがて、Here, your reservation is not registered.というではないか。Ha-a?
それでAirCanadaのカウンターに電話をしているのだが、電話が通じないというではないか。Ha-a-a?

10分か20分くらいたって、ようやく諦めたお姉さんは、我々に、チケットとパスボートを返し、AirCanadaのカウンターに戻って交渉しろという。その方が早いという。
手書きのチケットを受け取った段階で抱いた不安は、電話も通じない空港設備を目の当たりにして、ますます増幅した。

かなり怒りながらAirCanadaのカウンターに行き、我々のチケットを振り替えた女性を見つけ、接客中だったが構うものかと、You have mistaked! と話しかけた。もうこっちはいいかげんにしろよという感じだったので、かなりの剣幕だったと思うが、彼女は正しく操作したという。それ以前に、もともとのフライトがキャンセルされているというのも間違いではないかというと、モニターにOn Timeと書かれていてもそれは間違いで、AirCanadaの方からモニターをコントロールすることはできないのだという。
もうそういわれてしまうと、いかんともし難いのである。
結局彼女がやったのは、最初に提示された18時25分のトロント行きに振り返ることで、それもチケットを渡されるまで一言の説明もなしである。
他に選択肢のないことを「〜してもよろしいですか」と聞いてくる日本の航空会社係員にもうんざりするときがあるが、どのフライトに振り返るかについて一言も説明しないまま発券するというAirCanadaのやり口には問題がある。が、もう疲れたので何も言わないで、されるがままである。

AirCanadaは Star Allianceの一員なのでラウンジはあるかと聞くと、UAの施設を借りているというので、UAの手荷物検査場を通過して、そのラウンジに着いた。広いラウンジにほとんど客がおらず、無線LANは有料だし、日本の航空会社や空港が恋しくなる思いだ。
Logan

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コメント

散々でしたね。これまでいろいろな航空会社を利用しましたが、これほどひどいオペレーションを受けたことはありません。機内サービス、ラウンジサービスがよくないので、米系の航空会社には(できるだけ)乗らないようにしようと思っていますが、これからは北米系の航空会社に乗らないようにしようと思います。このあとのご旅行のご無事をお祈りいたします。

投稿: Prof. T | 2009/01/08 11:03

有り難うございます。
ところが問題はこれで終わらず、Air CanadaのチケットにはSSSSのマークが刻印されていました。

mixiで教えてもらったところ、これは要注意人物につき念入りに身体検査をしろというマークらしく、他の人の3倍掛けて荷物と全身のチェックが行われています。

帰国まで続くと脅かす人もおり、次に飛行機に乗るのが怖いです。

投稿: 町村 | 2009/01/08 13:49

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