LS定員見直しの動き
毎日jp:法科大学院:4分の1超で定員削減 見直し検討も過半数
文部科学省が10~11月に全国74法科大学院を対象に実施したヒアリングで、4分の1を超える19大学院が10年度入試(09年実施)からの定員削減を決めていることが分かった。また、このほか49大学院が定員の見直しについて「検討を始める」と回答。
あの高圧的なヒアリングにも、検討すらしないと答えた法科大学院が25校もある。そちらの方が驚きだ。
もっとも記事では「現状維持する」とした残る6大学院はすべて私立だったとあり、「検討を始める」と「現状維持する」の間に19校があるようだ。
いずれにしても、2010年度入試から定員が減るのは確実のようである。
この定員削減を全体で進めていこうという動き、果たして質の向上につながるかどうかはすこぶる怪しい。どちらかというと、経営上の都合による競争制限的な匂いすらする。
質を高めようとすれば、少なくとも法律知識や法的なものの考え方についての一定レベルへの到達を、法科大学院既修者コース入学や未修者2年進級へのハードルとして要求し、そのレベルをクリアしたものにさらに基本法律科目や実務基礎を中心としたカリキュラムで基礎を固めさせることが必要だ。
短答式試験の簡易版を、既修者コースと未修者2年への入進学要件として法定してしまってはどうか?
もちろん法定するまでもなく各法科大学院できちんとレベル認定をして入進学のコントロールをしていればよいのだが、それをきちんとやっているかどうかが極めて怪しい。
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コメント
定員の問題にするからヘンになるのじゃないでしょうかねぇ?
入学試験段階で、法科大学院で学ぶために必要とする能力を判定する方が、社会の理解を得やすいと思いますよ。
投稿: 酔うぞ | 2008/12/07 11:18
法科大学院は、法律を学んでこなかった者にも幅広く門戸を開くというのが前提としてあるので、法律知識を問う問題を入試に出せないという制約があります。
そうなると、現在のような適性試験ということになりますが、あれで計れる能力は頭の回転の速さであり、一つの適性ではあっても絶対的基準ではないのです。
なのに、足きりに使えないかとアホなことを言っている文科省のお役人と、それに異を唱えられない中教審、法科大学院関係者は情けない限り。
そういうわけで、既修者認定の段階と卒業の段階でのきちんとしたレベル認定が必要なわけです。
投稿: 町村 | 2008/12/07 11:53