jury:裁判員と保育
国民を裁判員に義務的に参加させ、また司法に参加するのは権利でもある以上、乳幼児を抱える男女を裁判員候補にするなら保育サービスを無料で提供するのは、裁判所の責務である。
裁判所自身が保育所を作るというのが最も望ましいし、様々な保育ニーズに答えられる利点もあるのだが、自治体の保育サービスを利用させてもらうというのはまあ、次善の策と評価できる。
しかし、二番目の記事に最高裁が次のようなコメントを出しているところを見ると、裁判所が積極的に保育サービスを開拓しようと努めているのか、怪しい気もする。
最高裁広報課は「聞いたことがない」といい、司法参加へのハードルを下げる全国初の制度になりそうだ。
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