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2008/12/23

2008年LSの動き

このmatimulogで取り上げたロースクール関連のエントリを集めてみた。

2008/02/21 bar:司法修習生と企業のお見合い
 就職問題関係である。
2008/02/29 site:ジュリナビ:法科大学院修了生の就職支援
 こちらも就職関係。
2008/03/26 JLFによる愛知大学LS不適合認定
 初めは愛大だったが、その後続々と。
2008/03/27 北大LSも不適格認定
 個人的には一番ショックなニュースである。
2008/05/19 LSの定員割れ
 定員割れ自体は今年に始まったことではないが、これが今年の基調をなすニュースである。
2008/05/24 LS定員削減の動きほか
 自主性に任せていても、定員削減は進んだことは間違いない。しかしこの時期はまだのどかな雰囲気さえ漂わせていた。
2008/06/17 bar:大弁はソクドク支援
 その後聞いたところでは、小規模会では従来からソク独弁護士が当たり前でイソ弁というのは珍しいらしい。その場合、会全体で支えるのが当たり前だそうである。
2008/07/06 LS札幌の法曹界事情
 要するに就職難で、ノキ弁とかソク弁・タク弁とかの話である。
2008/07/24 LS志願者数も倍率も過去最低
 適性試験出願者数が順調に下がり続けているので、意外感は全くない。
2008/08/08 LS統廃合の足音
 文科省がヒアリングとかアンケートという名で強烈な圧力を掛けている。
2008/07/25 Bar-Exam予備試験の概要
 ロースクールの最大のライバルだが、法曹倫理も含めしっかり法律実務基礎の能力を測る試験を入れてくれるのなら、むしろ歓迎だ。
2008/09/05 LS:適性試験に最低ラインをと中教審部会が案
 その後、共通の足きりにということになりそうではあるが、知識を問う問題ではない以上、一定レベル以上がないとという合理的な基準はない。
2008/09/11 bar-exam:第3回新司法試験合格発表
 目安とされた合格者数の下限を下回り、予定されていた合格レベルに達しない受験生が多かったというわけである。
2008/10/17 LS文科省選定:法科大学院の連携構想
 このとき既に、中国四国の統合は既定路線だったわけだ。
2008/10/18 LSまた不適合認定by JLF
 もう珍しくはない。大学基準協会は一つだけ不適合認定をしないということで批判を受けているそうである。
2008/11/10 LS卒業生と国家公務員
2008/11/19 LS:みぞうゆうの出来事
 上智法科大学院院長の話である。報道が事実だとすれば、司法試験委員の地位を利用して関係強要したハードセクハラであり、司法試験問題漏洩の教授と分野は違えども匹敵するスキャンダルだ。
2008/11/30 univ:LSの教員不足のおそれ
 文科省アンケートの副産物。
2008/12/05 LS定員見直しの動き
 一律2割削減とか、大規模校にしわ寄せが来ている模様である。
2008/12/16 bar-exam:新61期の2回試験成績
 101人が不合格!
2008/12/19 LSの統合が動き出した
 中四国連携の報道の件だが、これを聞いたときは10月17日の記事をすっかり忘れていた。驚く程のことではなく、また文科省の圧力に屈したみたいな印象は誤りであった。
2008/12/18 LS早稲田も内部振り分け方式を放棄
 理念・・・。

 こうしてみると、ロースクール制度は今年まさに曲がり角にさしかかったという実感がわいた。
 ロースクールの入り口である入試の面で、適性試験が曲がり角、各大学の入試制度も見直し、教育それ自体も認証評価の不適合のいくつかは教育内容や教育体制に関するもので課題山積、出口の新司法試験に合格するレベルに引き上げることも難しく、さらに司法研修後の2回試験にも、はたまた弁護士としてのスタートを切る段階にも、問題が山積している。

初心に立ち返る本


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