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2008/11/28

enquete:信頼度調査

ボツネタからさかのぼってたどり着いたのが、中央調査社による以下の報告概要。

「議員、官僚、大企業、警察等の信頼感」調査(pdf)

ボツネタでは「うんうん,裁判官は,国民からかなり信頼されているようですね(^_^)ゞ」とご満悦だが、そのようには読めず、国民は評価しあぐねている中で、とりあえず信頼しとこうかという感じだ。

上記調査概要で裁判官に対する信頼度は、全体の評点では確かに自衛隊、医療機関、銀行に次ぐ4位であり、警察より上というのは特筆すべきことかもしれない。

しかし、「分からない」という答が、裁判官は11.9%に上っており、自衛隊が8.9%、大企業が7.9%でほかは5%以下なのだ。「裁判官への信頼感を聞かれても困る、それって誰?」みたいなイメージを多くの人が持っているのだろう。

この調査の別の項目で、「閉鎖的で、国民に対して情報公開が進んでいないと思う」機関・団体を2つまであげるというのがあるが、「わからない」という答えの比率が高い裁判官には9.7%の人が情報公開不足を指摘しているにすぎない。この数字は、過半数の官僚、4割の国会議員などと比べると、ごくわずかに見える。
要するに「分からない」けど「情報不足でもない」ということ、つまりあまり知られていなくても不都合は無い存在というのが裁判所・裁判官なのである。

こうした無関心は、裁判所・裁判官に対する民主的コントロールという点で問題があることはいうまでもない。
そして、裁判員制度がうまくいけば、こうした無関心状態が改善されることも期待できるだろう。

ただし、無関心というより接触したくない存在という解釈もあり得て、そうだとすると例え裁判員という立場であっても、かかわり合いになるのはご免だということになりかねないのだが。

なお、総理大臣が「社会的常識の欠けた人が多い」と評する医療機関は、その首相自身を含む国会議員よりもずっと信頼感を勝ち得ているようだが。

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