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2008/09/22

news:人質司法の敗北

会社で金が無くなった。その時勤務していたあいつが怪しいということで、逮捕され、83日間も拘置され続けていた20代の女性に、無罪判決が下された。

 

勤務先の売上金計約8万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた北海道八雲町の元会社員(29)の判決で、函館地裁(岡田龍太郎裁判官)は19日、無罪(求刑懲役2年)を言い渡した。
 判決理由で岡田裁判官は「他の従業員らにアリバイはなく、不正処理が行われた期間、勤務していたのは被告人のみであるとしても(犯行の)証拠にならない」と指摘。さらに「被告人が不正処理のすべてを実行したと認定するには、なお合理的な疑いが残る」などと述べた。
 被告人は道警に逮捕された後、一貫して容疑を否認。公判でも無罪を主張していた。
 被告人は八雲町の日本調剤東雲薬局で2005年4月—06年5月に計4回、患者に健康保険に伴う返金をしたようにデータを改ざんし、売上金から計約8万円を着服したとして起訴された。

まさしく人質司法の真骨頂で、こいつが怪しいと思った奴をとりあえず引っ張ってきて、20日間外界との接触を断って責め立て、その後も否認する限りは保釈は認めないぞという態度で自白を迫ったようだが、この被告人は強い意思で否認を貫き通したようである。

警察の方も、踏み字を強いたり、物証がどこからともなく現れたり、追証不可能な鑑定資料が用いられたりといったことはしなかった模様である。

事件では決定的な物証はなく、検察側はほかの従業員にはアリバイが成立するという消去法と、間接証拠を総合することで、中沢さんが犯人であると立証しようとした。  しかし判決は、各従業員の出勤の有無や業務状況についてのデータは正確ではなく、間接証拠についてもほとんどが疑問が残るか意味のない証拠と判断した。

ということで、どうもボロボロの立証だったようなのだが。

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