bankruptcy:コンプライアンス軽視が企業を潰す
asahi.com:ヤマト樹脂光学、破産手続き開始 コンタクト消毒液偽装
もうウナギだの牛だの数が多すぎて、コンタクトの偽装までしていたとは知らなかったが、それでもコンプライアンスを無視する経営をすれば、末路はこうなるという見本である。
記事によると、「同社はまた、地裁への破産手続き開始申立書で、約100億円だった08年3月期の売り上げを約680億円と計上して売り上げを6倍以上粉飾していたことや、実際には債務超過に陥っていたことなどを明らかにした。」というわけで粉飾決算もしていたのだ。
取締役のみならず、監査の担当者の責任も問われそうな事案である。
同社のホームページはまだ残っており、破産手続の開始申立てをしたとは書いていないが、コンタクト消毒液回収事件についての説明は掲載されている。
「さてこの度、弊社販売の「ニューコンフォームSept」につきまして、「製造番号等」の表示に不備があることが判明いたしましたので、該当する製造番号の商品を回収することにいたしました。大変ご面倒ではございますが該当商品がございましたら、下記住所まで送料着払いにてお送りいただけますようお願い申し上げます。後日、商品代金をお返し致します。
ご多忙な折、皆様に大変ご迷惑をおかけすることになり、誠に申し訳ございません。
深くお詫び申し上げます。弊社といたしましては今後管理体制をより強化し再発防止に努める所存でございます。」
上記で偽装事件とされ、銀行の融資も止まって破産に至ったという割には、全く責任を認めるでもない説明で、商品を送り返した人たちはちゃんと代金を返してもらったのかどうか、心配になるくらいだ。もし返してもらってなければ、破産債権者となるのだが。
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コメント
「派遣切り」・「2009年問題」・「雇用対策」は何処へ
◆急務は「現在の雇用」
政治(与野党共)もマスコミもジャーナリストも、皆大変だと言葉だけの心配に留まっているように思われます。と言うのは、「労働者派遣法改正案」は見直し審議待ちの足踏み状態で進展しておらず、その先が見えないため、「派遣切り」に歯止めがかかりません。「派遣切り」を加速させている要因は、政府及び厚生労働省の不十分な対応にあるということを理解しているのか疑いたくなります。いったい「雇用対策」はどこへ行ってしまったのでしょうか?とくに製造派遣の「抵触日(3月1日)」が過ぎてしまった現在のわが国において、最重要視されるべき課題はまさに「雇用対策」です。「雇用対策」ができれば、わが国の景気の底支えは可能です。雇用が底支えできれば、将来に対する不安も緩和されます。何といっても一番は「現在の雇用」です。数年先の雇用対策では意味がありません。
◆救済手立ては「雇用創出プラン(福祉雇用)」!
詳細は下記のブログをご参照下さい
◆人事総務部ブログ&リンク集
http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/
投稿: 人事総務部-ブログ&リンク集- | 2009/03/14 11:12