Phishing犯捕まる
asahi.com:フィッシングでID入手、1300万円詐取容疑
この記事によると、「インターネット銀行が送信元と装ったフィッシングメールを送って顧客をログインサイトに誘導し、IDとパスワード、暗証番号を入手」という単純な手口のようだ。
しかし、イーバンク銀行11口座約420万円、ゆうちょ銀行9口座約750万円、新銀行東京1口座約120万円の計約1300万円も不正に送金させたのだから、笑いが止まらなかったであろう。
まだ23歳なのに、今後は返済と悔恨と牢獄の日々を過ごすことになる。
ちなみに悪意による不法行為の賠償債務は、たとえ破産免責決定を受けたとしてもチャラにはならない。一生ついて回るのである。
→破産法253条参照。
フィッシング詐欺は捕まる可能性が高く、捕まれば一生を棒に振る割に合わない犯罪だということが広く認識されるとよいのだが。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- TwitterX:醤油なめ少年の家裁送致(2023.08.07)
- Mook:法律家のためのITマニュアル(2023.07.19)
- ChatGPTをゼミの発表に使った事例(2023.05.08)
- Chat-GPT先生に #天安門事件 とは何か、何人殺され誰が失脚したかを聞いてみた。(2023.03.19)
- ChatGPTで遊ぶ:AIは民事訴訟事件の判決を予想できるでしょうか?(2023.02.13)
コメント
こういう事件の場合、損害賠償の求償者は銀行でしょうか?預金者でしょうか?
キャッシュカード盗難や変造で引き出された場合、警察に被害届を出そうにも、預金者は、「あンたはプラスチックカードを盗まれただけで、預金を盗まれたのは銀行だ」という対応をされて、さらに腹が立つそうです。「キャッシュカードが危ない」
投稿: Inoue | 2008/08/01 00:43