decision:免許取消処分の執行停止
死亡事故を起こしたドライバーに行政処分として免許取消処分が下されたところ、その効力を争って提訴し、併せて執行停止を求めたところ、効力停止が認められた事例
私の印象では、免許取消処分の効力停止が認められるのは極めて珍しいと思うのだが、最近は変わったのかな?
事案は、交通事故について刑事で不起訴となり、また運転者は借金を抱えたかなり高齢のタクシードライバーで、免許取消となると生活が立ち行かなくなるというケースである。
それと、執行停止を求めているのに対し、執行停止は効力停止の明らかな誤記と認めるとして、効力停止を認めているところも、注目に値するであろうか。
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