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2008/07/29

consumer:マルチに対する福岡発警告

福岡県消費生活センターは、以下のような情報提供を行っている。

株式会社 クリエイチャーによるマルチ商法について(情報提供)

上記情報提供によれば、大阪のクリエイチャーなる会社は、学生をターゲットにマルチ商法を行い、代理店契約を結び、加盟金を払えない学生には消費者金融を紹介するなどし、解約にも応じなかったという。

1 事業者に関する情報

事業者名 株式会社 クリエイチャー
代 表 者 久米 猛(くめ たけし)
所 在 地 本  社:大阪市中央区内本町2-1-19 第10松屋ビル2階
     博多支店:福岡市博多区博多駅東2-9-9-803
       その他、名古屋、広島に支店を有する。

これによれば、少なくとも北海道に支店があるとは書かれていないので、H大の学生さんがターゲットになることはなさそうだが、似たような甘い誘いは絶えず存在するので、上記の福岡の事例をよく読んでマルチ商法の手口を理解しておくことが肝要だ。

なお、この件をめぐっては条例に基づく情報提供を一旦行っておきながら、業者から抗議を受けて撤回し、再調査の上再度掲載するという経過が報道されている。

朝日.com:HPで「マルチ業者」公表、抗議受け一転削除 福岡県

この記事によれば、クリエイチャーなる会社は自らをマルチ商法ではないとしているらしい。
実際のところ、上記の情報提供や報道だけからでは、マルチ商法かどうか分からないが、特定商取引法33条のマルチ商法の定義は以下の通り。

「連鎖販売業」とは、物品(施設を利用し又は役務の提供を受ける権利を含む。以下同じ。)の販売(そのあつせんを含む。)又は有償で行う役務の提供(そのあつせんを含む。)の事業であつて、販売の目的物たる物品(以下この章において「商品」という。)の再販売(販売の相手方が商品を買い受けて販売することをいう。以下同じ。)、受託販売(販売の委託を受けて商品を販売することをいう。以下同じ。)若しくは販売のあつせんをする者又は同種役務の提供(その役務と同一の種類の役務の提供をすることをいう。以下同じ。)若しくはその役務の提供のあつせんをする者を特定利益(その商品の再販売、受託販売若しくは販売のあつせんをする他の者又は同種役務の提供若しくはその役務の提供のあつせんをする他の者が提供する取引料その他の経済産業省令で定める要件に該当する利益の全部又は一部をいう。以下この章において同じ。)を収受し得ることをもつて誘引し、その者と特定負担(その商品の購入若しくはその役務の対価の支払又は取引料の提供をいう。以下この章において同じ。)を伴うその商品の販売若しくはそのあつせん又は同種役務の提供若しくはその役務の提供のあつせんに係る取引(その取引条件の変更を含む。以下「連鎖販売取引」という。)をするものをいう。

これを読んで理解できる人はほとんどいないと思われるが、要するに何かのサービス提供事業をやりませんかと誘い、加盟料として30万円を支払わせ、加盟した人かさらに別の人を同じサービス提供事業に誘って加盟料を支払わせれば、そこからいくらかのキックバックを得ることができますよという仕組みで、儲かるように見せかけることである。

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コメント

代理店のお仕事は、サイバークラブ加盟店(飲食店や美容室など現在約1,800店舗)の募集を行うことです。つまり広告代理店ということになります。加盟金315,000円をお支払いいただきますが、販促物の提供や研修を行いますので、一般的に他社と比較しても、高額な加盟金ではありません。加盟店は現在弊社の会員は全国に2万人いますが、無料で広告が打つことができます。
弊社は顧問弁護士を通じ、福岡県に質問をいたしましたが、抗議は行ってはおりません。(どこがマルチ商法なのか、条例違反の内容が事実であるか。)
弊社の顧問弁護士が調査した結果どちらも発見できませんでした。
現在福岡県の担当者は不在になり、相手方弁護士を通じ、内容にはお答えできないという非常に不可解な対応をされており、非常に遺憾に思います。間違いがある以上、県や公務員であっても間違いを認め、謝罪をするのが筋ではないでしょうか。

投稿: 久米猛 | 2008/12/17 00:13

しつこい勧誘しといて自分らは悪くないとか意味がわからない
友人に誘われた手前友好的に対応してんのに人をバカにした発言までしやがるわ
社員教育できてない輩が逆切れとか筋違いにも程がある

投稿: dc | 2009/06/22 05:46

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