arret:光市母子殺害事件差戻審判決
裁判所サイトで判決全文が公開された。
犯人は「魔界転生」を読んで、姦淫により生き返らせる儀式をしたと言い訳している。
しかし魔界転生で叙述されているのは、死んだ女性を生き返らせることではなく、死にかけた男性が精子となって女性の胎内で生き返るという話らしい(判決文より)。
「むしろ,被告人が,当審公判で,虚偽の弁解を弄し,偽りとみざるを得ない反省の弁を口にしたことにより,死刑の選択を回避するに足りる特に酌量すべき事情を見出す術もなくなったというべきである。」
殺すつもりも犯すつもりもなかったと言い出したことが逆に死刑選択の決め手となったということである。
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