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2008/05/02

trial:被告人の服装が改善へ

asahi.com:裁判員は私服、被告はネクタイ可 法廷スタイル一新へ

裁判員法は「品位を害するような行為をしてはならない」と定めており、最高裁によると、常識的であればどんな服を着てもよいという。本番では裁判官の判断に委ねられる・・・。

うーむ、裁判官のいう常識的な服装とは、どのようなものか、極めて不安を禁じ得ないのだが。これまで帽子をかぶって傍聴していた女性に帽子を脱げと命じた裁判官などが存在したことだし。

「花粉症対策でマスクするのはどうか」
「サングラスをかけて生活している人は、法廷でも認めるのか」

こういう多種多様な問題が生じようとしているとき、官僚的な発想では、是々非々などといっておらず、統一基準、要するに頭を使わなくても処理できるマニュアル作りに励むことになる。勢い木で鼻をくくったような官僚的方針で例外を認めない運用がなされがちなのだが、さて裁判員対応はどうか、注目である。

勾留中の被告はサンダルにジャージー姿といった服装が定番ということで、その理由は、サンダルは逃亡防止のために履かせているということを、この記事で初めて知った。

ネクタイやベルトは自殺防止ということだが、法廷でネクタイ使って自殺することなんてできないのだし、武器になる可能性というのも、被告人を取り囲む人々に抵抗するときにネクタイがどういう役に立つのか聞いてみたいと思っていた。

今回は、武器に使えない程度の長さネクタイは認めるらしい。

アメリカではいつも被告人がぱりっとした格好をしているように映画などで見えるが、実はそうでもないようで、やはりお金のない被告人はそれなりの格好をしている。また囚人服から私服に着替えるのは、弁護人が持参して開廷前に着替えさせているところを見聞したことがある。

日本でも、弁護人がきちんとした格好をさせるべく、私服を持参して開廷前に着替えさせる機会を設けても差し支えはないように思うが。

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法律・裁判」カテゴリの記事

コメント

私、どこから流れてきたのかしら。
たぶん、瀬尾准教授関係だと思うけど。
私自身は、法曹関係者でもなんでもない市井の一市民(技術者)ですが

>うーむ、裁判官のいう常識的な服装とは、どのよ
>うなものか、極めて不安を禁じ得ないのだが。こ
>れまで帽子をかぶって傍聴していた女性に帽子を
>脱げと命じた裁判官などが存在したことだし。

いやいやいやいや、オフィシャルな場所で帽子を脱ぐのは当然のことでしょう。
自分から脱がないことの方が失礼に過ぎます。

投稿: 濁水 | 2008/05/03 07:52

男性と女性のマナーの違いも考慮しましょう。

投稿: 町村 | 2008/05/03 09:08

こういう場合忘れがちだと思うのですが、
“匂い”については?
線引きの難しい問題ですが、激しい匂いは思考を混乱させます。
着けすぎた香水とか・・・。
喫煙者のカラダに染みついた匂いとか。
これまで匂いが原因で法廷を出された傍聴人はいないのでしょうか?

投稿: nichigai | 2008/05/03 10:07

「男性と女性のマナーの違い」を考慮しても、法廷で帽子をとるよう指示すること自体が非常識ということは到底できないでしょう。

もちろん、「女性なら構わない」と感じる人もいるでしょうが、「女性でもダメ」と感じる人もいるわけで、後者の感覚が非常識とは全然思えない。どちらの感覚もアリだと思います。

# 自分が裁判官なら、「女性なら可、ただしアパホテルの社長みたいなのは不可」とします。

そして、現に証人や検察官、裁判官に襲い掛かった被告人もいるのだから、武器になりうるものを極力排除したいという発想も別段不思議ではないでしょう。最終的に鎮圧できるからよい、というものではありません。

また、例えば、休廷中に、トイレの中でネクタイを使って自殺することは十分可能です。身につけたものを悪用される可能性は、なにも開廷中に限ったことではありません。

投稿: TPF | 2008/05/03 10:58

何かなあ、勾留中の被告人が一人でトイレに行けると思っている人が法廷について何かをいえるってのがネットの表現の自由だとすると、そんなもん擁護する町村センセは本当にご苦労さまなことで。

投稿: ナナシ | 2008/05/03 11:19

男女の帽子の件は、感覚の問題ではなくマナーとか服装の特徴の問題ですから。
そういう文化的な行動様式を知らずに自分の感覚を押しつけるのは、ユダヤ教徒の小さな帽子を脱げと強要したり、ゴボウを食べさせられて虐待だと騒ぐとか、鯨を食べたら野蛮だというとか、まあよくあることではありますね。

投稿: 町村 | 2008/05/03 11:29

nichigaiさん、確かににおいは迷惑なものですが、法的にはあまり問題にされないような気がしますね。

本当のところは本職さんに聞いてみたいです。

投稿: 町村 | 2008/05/03 11:34

長野五輪の表彰式で国旗掲揚中に脱帽しなかった女性選手が非難を浴びた件もありましたね。
「常識」のボーダーラインが不明確な点はおっしゃるとおりですが、ある程度の常識的な線はありそうです(ただ、それを知らない人も少なくなさそうですが)。

傍聴席と法壇の間は結構あるので、裁判官が気になる臭いなら相当なレベルでしょうね(隣の傍聴人が失神するくらい!?)。
その程度にならない限り問題視はされないと思います。

投稿: 通りすがり | 2008/05/03 12:30

 夜の蝶がシャネルのスーツにシャネルの5番を振り撒いてさっそうと証人席に現れたら、私だったら幻惑されるかも。(。_・☆\ ベキバキ

投稿: ハスカップ | 2008/05/03 14:43

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