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2008/05/28

news:船場吉兆の末路

「今回の問題は、老舗といえども企業の社会責任や法令順守を徹底しなければ生き残れないことを示した。」
毎日jpにある「船場吉兆:不祥事続き、客の信頼取り戻せず/廃業決定に「寂しいが当然」」の末尾に記された横澤利昌・亜細亜大学経営学部教授の話である。

bankruptcy:コンプライアンスが企業を救うで紹介した朝日.comの記事の通り、法令無視で目先の利益を追った企業は、きちんと市場から淘汰される健全性を示した例である。

こうなってくると、企業が気をつけなければならないのは何か?

できれば不正を予防する内部統制システムを構築することなのだが、偽装など違法行為が内部的に行われたことが判明した場合には、はもみ消しを図ることで乗り切るのではなく、傷が浅いうちに徹底的に膿を出し切ることである。

最近の例では、松下が適例であろう。

もみ消しても後でばれるという外的な条件は、公益通報制度や訴訟上・訴訟外の情報開示義務の強化などで、徐々に整いつつある。
匿名で口に戸を立てられないネットも、いささかゲリラ的でS/N比的に問題はあるものの、その一翼である。

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コメント

毎回記者会見に同席している弁護士らしい人は、何したんでしょうか?

投稿: 奥村徹(大阪弁護士会) | 2008/05/29 13:00

某事務所のボス弁に弁護士らしい人って言うのは無しです。

投稿: Toshimitsu Dan | 2008/05/29 18:58

 この船場吉兆の事例を総合演習の問題として出題しようかと思います。

 マスコミで広く報道された船場吉兆の残飯提供事例において,同社の民事上の責任並びに社長及び板前の刑事責任を論ぜよ。いずれの責任においても,顧客に食中毒が発生した場合としなかった場合を分けて論ぜよ。試験場においていかなるネット検索の参照も自由とする。

 こんな感じで。

投稿: ハスカップ | 2008/05/29 20:05

 単位会の義務化研修で「企業の危機管理」「記者会見術」とかやってみてはどうでしょう。

投稿: 奥村徹 | 2008/05/29 20:36

 一般教養-危機管理学-マスコミ対応-記者会見-想定問答集-会見時の2次クライシス-同席弁護士の責務

 これはビジネススクールとロースクルーの夏期合同特別演習講座向きではないかと。ケーススタディで模擬記者会見を開いて聴衆が採点する方式がいいかと。
 もちろん模擬想定問答集の作成と事前コーチも評価の対象ですが。
 ちなみに米国某大学(院)では、ジャーナリストスクールとの合同で行っていました。

投稿: ハスカップ | 2008/05/29 20:54

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