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2008/05/16

Kevin Mitnick会見記事

毎日jp:電子メール:盗み見防止には暗号化不可欠…元ハッカー会見

ハッカーという言葉を普通の意味で使っているのなら、「元」ではないだろう。
クラッカーという意味で使っているのなら、「元」と言わねばならないであろう。

「ミトニック氏は、電子メールの暗号化サービスを16日に始めた日本のベンチャー企業、ゼンロック(東京)の顧問。」

その立場で、「「ハッカーの立場で言えば、機密情報だけ暗号化すると、それが重要だと一目で分かる」と述べ、安全性を高めるには暗号化を義務づけるべきだと提案した」というのでは、ちょっとあからさますぎないか?

それに、あの下村努氏とFBIとのやりとりが丸見えだったというわりには、そいつに捕まったんだよなと思うと、どうもあまり好意的な印象が生まれてこない。

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コメント

 JIS X 0001:1994「情報処理用語 — 基本用語」「01.07 計算機の安全保護」では、「01.07.03 (1)ハッカー 高度の技術をもった計算機のマニア。」「01.07.04 (2)ハッカー 高度の技術をもった計算機のマニアであって,知識と手段を駆使して,保護された資源に権限を持たずにアクセスする人。」という趣旨で定義されています(実際はもっと長文です・ISO/IEC 2382-1:1993もほぼ同旨)。
 01.07.03が語源に忠実に制定され,その後に慣用的表現(誤用)が普及してしまったため,01.07.04が追加制定された記憶です。
出典:捜査研究No.641「検証・ハイテク犯罪の捜査 第42回」

投稿: ハスカップ | 2008/05/17 08:12

 連投失礼します。m(_ _)m
 ちなみに RFC 1983 では、ハッカーを次のように定義しています(町村先生は先刻ご承知と思います)。

hacker
   A person who delights in having an intimate understanding of the internal workings of a system, computers and computer networks in particular. The term is often misused in a pejorative context, where "cracker" would be the correct term. See also : cracker.

投稿: ハスカップ | 2008/05/17 08:57

なるほど、すっかり定着し定義入りしたというところが凄いですね。

ナイーブを神経質の意味で使ったりするのに匹敵。

投稿: 町村 | 2008/05/17 09:05

 「ISO/IEC 2382-1:1993 Information technology--Vocabulary-
-Part 1: Fundamental terms」のほぼ直訳がJISだったようですね。原文は昔はもっと長かった記憶ですが、勘違いしたようでした。訂正します。(。_・☆\ ベキバキ

hacker. (1) a technically sophisticated computer enthusiast (01.07.03) (2) a technically sophisticated computer enthusiast who uses his or her knowledge
and means to gain unauthorized access to protected resources (01.07.04)

投稿: ハスカップ | 2008/05/17 10:50

エシュロンが何処までメールを覗いているか定かではないが、通信という意味では、暗号化は必須だと思う。郵便では葉書に個人情報を途中で携わる全ての人に見える形で書かれる事は無くなって来たのと同じように、電子メールの暗号化は権利として重要。ミトニック氏の義務化提案は逆だと思うし、全てが解読できるバックドアキーを権力が保持している疑念もぬぐえない。本質的には「通信相手が誰か」という事も秘匿すべき情報で、こういった事も解決できるフリーの環境が存在する中で、ゼンロックのビジネスが成功するかは疑問。

投稿: 阿呆 | 2008/05/17 13:21

>ナイーブを神経質の意味で使ったりするのに匹敵。

 「情けは人のためならず」の誤用にも匹敵するかもしれません(つい最近の採点でありましたorz)。覚せい剤を「覚せい済」誤記するようなものかも。
 言葉は世に連れ人に連れ。「ハッカーズ」の著者スティーブン・レビーも当初誤用を憂いていたが最近は諦観の模様です。

投稿: ハスカップ | 2008/05/17 14:04

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