univ:立命館の苦労
千客万来皆来ては困るというか、草津琵琶湖キャンパスに設置した新学部「生命科学部」に学生が入りすぎて、定員の1.48賠となったそうだ。
これでは補助金の不支給になってしまう。
「文部科学省の私立大学等経常費補助金は、定員超過率が1.43倍を超えると交付されない上、補助金不交付の理由を付さずに公開されたり、新学部の設置を制限されたりするなど、大学運営に支障をきたす可能性がある。」--毎日jp:立命館大:生命科学部の定員が基準超過 新入生に転部募る
そこでやったのが、他の学部への転籍希望者を募り、転籍させること。
学部間でより偏差値の高いところにも行けるということで、学生にとってはラッキーな話であったろう。
それにしても、今年は新学部が多く、関学大が人間福祉学部、同志社大が生命医科学部とスポーツ健康科学部、立命大が薬学部と生命科学部をそれぞれ設置したので、受験生が増えたとのことである。
単純に受験生を増やしたいということであれば、ある程度、定石となる手段があるのだ。
でもそれに頼ると、後で規模過剰拡大に伴う不況に悩むことになる。
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