H20新司法試験受験情報
ボツネタ経由だが、平成20年新司法試験受験者の情報という文書がPDFで公開されている。
それによると、今年の受験生は7,710人で、女性比率は約30%。
受験回数が3回目となる者も487人(6.32%)含まれている。これは今年初めてというわけではなく、昨年も既に143人(2.65%)の受験回数3回目の受験生がいた。
そして今年は未修者コース(3年コース・法学部卒も含む)の受験生が約55%と過半数を占める。昨年の未修者コース出身者は46.6%だったので、今年初めて過半数を占めるようになったというわけだ。
もっとも、これは未修者コース・既修者コースの定員配分に依存するので、定員を設けないところはともかく、定員を設けているところが未修者コースを多く設定しているのであれば、この傾向が続く。そうではなくて既修者コースが多く定員配置されていれば、その伸びは逆となる。
実質的に意味がある情報としては、受験回数ごとの既修者コース・未修者コースの割合なのだが、それは法務省発表データでは分からない。
倒産法選択は、今年も労働法に次いで二番目に多く、1,822人(23.63%)である。
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コメント
>実質的に意味がある情報としては、受験回数ごとの既修者コース・未修者コースの割合なのだが、それは法務省発表データでは分からない。
こんな基礎データすら非公開であり,「全能の国に任せろ。そうすれば救われる」というやり方にはうんざりだ。国も何でもかんでも背負い込むのはもう疲れたはずだったのでは?
投稿: kisslegg | 2008/04/23 23:25
昨日付で,旧司の出願状況も公表されていた。
投稿: kisslegg | 2008/04/23 23:26