court:最高裁長官とアメリカ大使の密談
アメリカの国立公文書館で見つかった電報で、当時のマッカーサー大使(元帥のおい)が田中耕太郎長官に対し、審理日程を説明していたという内容である。
「内密の話し合いで担当裁判長の田中は大使に、本件には優先権が与えられているが、日本の手続きでは審議が始まったあと、決定に到着するまでに少なくとも数カ月かかると語った」
さもありなんという感じがするが、司法の公正らしさという外見が大事という最高裁基準からすると、皮肉な思いにとらわれる。
ちっとも公正らしくないではないかと思うとともに、いやいや、こうした行動を隠すことこそが「公正らしさ」の源なのだろうなと。
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