Book:続札幌はなぜ日本人が住みたい街No.1なのか
約一年くらい前に札幌に舞い戻ったとき、本屋で見かけてBlogで紹介した本の続編である。
今回は、10人ほどの札幌人を取り上げた、札幌版沢木耕太郎みたいな本である。
その中でも、三角山放送局を作り上げた女性、くすみ書房のご主人、やまびこ座の館長など、これまで消費者としてお世話になった施設のリーダーが取り上げられているのが嬉しい。
実にローカルな本だが、札幌に暮らしたことのある、そして今暮らしている人たちには絶対楽しめる一冊だ。
ただ、座談会で語られたことに異論もある。札幌の人は車を運転しているときに、人に譲ろうとは決してしない。というか前に他の車が入ってくると予想しない。他地域では、強引に割り込むのが当たり前なので、割り込みを許す=譲るという行動になるのだが、札幌の人は割り込みは悪だと思っているのか、譲るつもりもなく、かえって車間を詰めたりする。
だから、二車線道路なのに一車線しか使えなかったりするのだ。
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コメント
冬季降雪さえなければ,世界一暮らしやすい都市だと思います。もっともそれでは「さっぽろ雪まつり」がなくなって困りますが……。
他と際立って違うのは、札幌市民のおおらかさと因習に囚われない生き方でしょう(道内全土に言えますが)。
また、車の運転でいえば、たとえば「名古屋走り」という地域よりもはるかによくて、総じて内地よりはお行儀が良い運転だと思うのは私だけでしょうか。
投稿: ハスカップ | 2008/04/13 22:03
北海道にいたときは気付きませんでしたが、札幌ナンバーは気をつけろという評判は伊達ではありませんでした。
要は、流儀が違うということなんですが。
いやでも、歩行者を押しのけて左折する車は札幌の方が名古屋よりずっと多いです。
投稿: 町村 | 2008/04/14 07:14
札幌でも名古屋でも交通三悪(無免許・飲酒・速度超過or赤無視)全部やって有罪になる人はまずいません。札幌ではまずしないからだそうで、名古屋ではたいてい被疑者死亡で不起訴だからだそうです。
投稿: ハスカップ | 2008/04/17 20:59
ぼくの本を読んでいただき、ありがとうございます。今後とも、よろしくお願いします。
投稿: 林心平 | 2008/04/28 15:03