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2008/03/14

tokyo:新銀行東京、追加出資されたら貸し剥がしにかかる予定

矛盾に満ちたコンセプトの新銀行東京、石原都知事がさらに税金をつぎ込んで次にやることは、貸し剥がしである。

nikkei net:社説2 「石原銀行」の経営責任糺せ(3/14)
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再建計画では融資残高を4年間で6分の1に圧縮する。しかも、従来の「無担保・無保証」中心のビジネスモデルは見直し、担保を原則求めるどこにでもある普通の金融機関になる。
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「1万3000社に上る融資先への支援継続」というのが再建を必要とする大義名分だし、それを信じて中小企業の方々は再建に賛成されているようだが、騙されてはいけない。

1万3000社のうち単純に計算して1万社は貸し剥がしの憂き目にあうことが、あらかじめ計画され、残った融資先も担保差し入れを要求されるというわけである。

これでも続ける意味があるのか?

ついでに、極めつけの発言を記録しておこう。
毎日jp:新銀行東京:光明見えぬ、夜中過ぎ特別委延々より
「07年4月の知事選で石原知事の選対本部長を務めた佐々淳行・元内閣安全保障室長の話
 新銀行は石原知事が初めからリスクを覚悟で中小企業を救済するための徳政令として義侠心(ぎきょうしん)から作った。(多額の負債といって)今になって重大事にとらえるのは不公平。赤字だった都財政を再建させた知事の功績こそ評価すべきだ。業績悪化を招いた旧経営陣は厳罰に処す必要がある。」

ああそうですか、初めからこうなることは分かっていて、義侠心から徳政令のつもりでやったんですか。それでは故意に都民の税金をざるに注ぎ込んだわけですか。
しかしそうだとすると、その方針に従って融資規模を拡大していった旧経営陣が厳罰に処せられるのはなぜなんでしょうか?

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コメント

そういう意志があって、確信的に赤字となり税金の投入が必要になると判っていながら行ったとするなら、訴訟は起こせないものでしょうかね、と思います

投稿: Z80A | 2008/03/14 23:27

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