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2008/03/08

news:おとり捜査に協力したのに逮捕

毎日jp:損賠訴訟:強盗予備事件「捜査協力したら逮捕」 「おとり」男性、佐賀県を提訴

友人から強盗の計画を知らされ目出し帽を買ったところで、中止し、警察に計画を通報したところ、おとりになって欲しいと依頼され協力して、目出し帽も持って犯行計画現場まで友人に同行したら、待っていた警察に一網打尽にされ一緒に逮捕されてしまった。
その逮捕の警察発表で、強盗予備とされたことから、釈放された後に国賠を請求したという事例。

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県警刑事部の江口民雄管理官は「目出し帽を買った時点で強盗予備容疑があり、逮捕は適正だった。逮捕や発表には、他の4人に通報したことを分からなくする身辺保護の狙いがあった」と話している。
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報道では、提訴した人が何を不法行為ととらえているのか、発表が虚偽だったといっているのか、逮捕が不当だといっているのか、両方か、いまいち曖昧なのだが、上記の県警の反応が少し面白い。

おとり捜査であることは認めている模様だし、協力者の身辺保護のために一緒に逮捕して発表もしたのだという。なんとなくポールニューマンとロバートレッドフォードの映画「スティング」のような感じもするのだが、それにしては中途半端だし、通報者に過度な負担となる。

で、そもそもこういうケースでおとり捜査をすることは許されるのか?
犯罪計画を知ったら、未然に防止することが重要なのであって、着手させたところを捕まえるのは本来の在り方ではなさそうである。それに予備罪なら通報に基づいて家宅捜索しても足りるような気がするが。

こういう事例を考えると、ますますもって共謀罪は怖いと思う。

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