jugement:踏切事故は除雪しなかった鉄道会社のせい
雪で通行が困難になっていた踏切に進入した原告の車が、立ち往生してしまい、さらに非常警報ボタンを探そうにも雪に埋もれてしまっていたため、やってきた特急にぶつかって大破したという事案。
原告は、鉄道会社の損害賠償請求権不存在確認と、自分の損害賠償請求権の支払いとを求めた。
被告は、被告自身の損害賠償請求権の支払いを反訴で求めた。
本訴のうち、債務不存在確認請求はどうなったか、ロースクール生ならすぐにわかるであろう。
結論として、鉄道会社の除雪不十分、非常警報ボタンも除雪していなかったなどの過失が認められて、本訴請求のみが認められたのである。
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