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2008/03/26

JLFによる愛知大学LS不適合認定

その結果、西南学院大学法科大学院、福岡大学法科大学院、獨協大学法科大学院、明治学院大学法科大学院、創価大学法科大学院、立命館大学法科大学院を当財団の定める法科大学院評価基準に適合していると認定し、愛知大学法科大学院を適合していないと認定しました。
JLF認証評価報告

認証評価の結果,愛知大学大学院法務研究科は,財団法人日弁連法務研究財
団が定める法科大学院評価基準について,法令に由来する5-1-1(科目設
定・バランス),5-1-2(科目の体系性・適切性)及び5-2-2(履修登
録の上限)の基準を満たしていないため,適合していないと認定する。

報告書もWEB公開されている。

最大の問題は、展開先端科目群に法律基本科目とするべき内容の科目を多数設置し、しかも多数の学生がそれを履修することで、事実上法律基本科目に偏ったカリキュラムになっていることと、3年次に必修科目として開設されている「公法総合演習」「民事法総合演習」「刑事法総合演習」「法務総合演習」は,時間を決めて出題範囲の予告のない試験形式で答案の即日起案と講評を繰り返す方式であることから,司法試験の論文式の受験対策を主眼とする科目とみることができ,その授業の内容も答案作成の技法指導に著しく偏っている。加えて,2年次に配置した科目のうち「行政法演習」「刑法演習」「刑事訴訟法演習」等のいくつかの演習科目も,答案構成の起案と講評という構成の授業を繰り返しているというところである。

付記:これに対する愛知大学の反論
愛知大学大学院法務研究科「日弁連法務研究財団認証評価報告書原案に対する意見書」(PDF)

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コメント

新司法試験を経た修習生を見る限り、確かに優秀な人も少なくないのですが、中には民法の基礎すら怪しい者も混ざっており(公示の原則と公信の原則の違いが分かっていないレベル)、先端の議論を摘み食いするよりもう少し基礎をきちんと身に付けて欲しいと思うことがあります。
あと、実務家養成といいながら、文書作成能力を養う訓練が顧みられない傾向にあるのも残念です。
こういった実務家側の声は、法科大学院や文部科学省には届いていないのでしょうか?

投稿: 通りすがり | 2008/03/26 21:50

今日のエントリで書いたように、実務家養成に必要な文書作成能力を養う訓練は、軽視されているわけではないです。

投稿: 町村 | 2008/03/29 16:03

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