book:聖徳太子は実在しなかった
ボツネタで紹介されていた東京新聞の社説:週のはじめに考える 書き換わる聖徳太子像の元ネタが、この本である。
今日はこれが買いたくて紀伊国屋に行ったのだが、ついつい別の本も買ってしまった。
それはまた紹介するとして、大山誠一教授は聖徳太子の実在性を否定することで有名となった方だ。
本書の冒頭では、あのゴッドハンド藤村や、白鳳美術の基準作とされてきた弥勒像が実は大正7年に造られた贋作だったという逸話から、聖徳太子は実在しない(厩戸王はいた)し17条憲法は後世の作という話に流れ込んでいる。
読み進んでいくとなかなか面白く、だいぶ叩かれたらしく反論のトーンで訴えかけるような文体が興をそそる。
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- イタリア・トリノでロンブローゾ博物館を見る(2025.04.12)
- Book:アオキくんはいつもナス味噌(2025.01.21)
- 生成AIもどんどん賢くなっている(2025.01.16)
- Book:ファスト・カレッジ 大学全入時代の需要と供給(2024.05.30)
- Book:大学教授こそこそ日記(2024.03.07)
コメント