Powell二重契約:民法のために教材を提供
よく、債権には排他性がないという設例として、歌手が同一時間に別々の劇場と出演契約を結んでしまった場合、どちらも有効というような例を出す。が、これからはプロ野球選手が二つの球団と同一シーズンの契約を結んだ場合というのが使えそうだ。
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パウエルとの契約に関しては、オリックスが今月11日に、獲得を発表。22日には、パウエルがサインした統一契約書がファクスで送られてきたという。一方のソフトバンクは今月中旬から交渉を始め、先週末に単年契約の内容で統一契約書に署名と押印をパウエルからもらったとし、29日に獲得を発表した。
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両方の契約が有効だとしても、もちろん体は一つしかない(その意味では排他的だ!)ので、両方履行することはできない。どうなるか?
履行期が来る前に調整がつかなければ、一方は債務不履行ということになるのだ。
プロ野球の場合は、契約相手方同士が調整することができるが、上記の設例で劇場同士がダブルブッキングを知らないまま出演時間を迎えてしまったということもあり得る。第三者から見れば喜劇だが、当事者にとっては悲劇であろう。
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