franceはsoldeの季節

昨晩のニュースによれば、フランスではSolde、つまり年２回のセールの季節に入った。このセール期間は、実はヨーロッパでは法律により定められているところが多い。

例えばベルギーは、１月の数週間と７月の数週間がセール期間と法定され、それに先立つ期間、つまり11月15日からと5月15日からは、服屋、靴屋、革製品屋などに対して値下げの告知が禁止されているのである。

リュクサンブールも、セール期間は法定されていないが、政府がその時期を毎年決めるという。オランダはこうした規制を廃止した。スペインは州により定められているセール期間が異なるため、商人はセール期間の始まった州に移動して商売をしたりする。ドイツでは2001年以来の自由化でセール期間が廃止され、自由になっている。それでも伝統的な１月と７月のセールの習慣は残っており、商人同士のセール開始日カルテルも結ばれるとのことである。この冬は1月21日にセールが開始すると決まったそうだ。
イタリアは法定されたセール期間について、その具体的日時を州ごとに決めるという体制。イギリスはセールの法定期間というのはなく、ポルトガルは年２回、それぞれ２ヶ月と法律で定められ、スエーデンは法律ではなく伝統でクリスマス直後にreaと呼ばれるセール期間が始まるとのこと。

以上、ネタ元はルモンドDes réglementations qui varient fortement d'un pays européen à l'autreより。