« police:出会い系サイトの現状報告とパブコメ | トップページ | univ.成蹊大学会場でリスニング中に停電 »

2008/01/19

bankruptcy:新風舎、破産へ

bankruptcy:新風舎、再生申し立てへの続報だが、結局支援企業が得られず、再生手続の廃止となったので、破産に移行する模様である。
asahi.com:新風舎、破産手続きへ 支援交渉まとまらず

参考:民事再生法249条1項1文
 破産手続開始前の再生債務者について再生手続開始の決定の取消し、再生手続廃止若しくは再生計画不認可の決定又は再生計画取消しの決定(中略)があった場合には、第39条第1項の規定にかかわらず、当該決定の確定前においても、再生裁判所に当該再生債務者についての破産手続開始の申立てをすることができる。

(再生手続の終了に伴う職権による破産手続開始の決定)
第250条1項
 破産手続開始前の再生債務者について再生手続開始の申立ての棄却、再生手続廃止、再生計画不認可又は再生計画取消しの決定が確定した場合において、裁判所は、当該再生債務者に破産手続開始の原因となる事実があると認めるときは、職権で、破産法 に従い、破産手続開始の決定をすることができる。

民事再生法は、基本的に債務者自身の手によって企業を再建するための手続であり、例外的には管財人がつくこともあるが、原則は今の経営者が生き返るもの。従って、その経営者自身を助けてやろうという協力者が必要だし、債権者もその方向で支援する意向になっていないと難しい。

新風舍のように、詐欺まがいの商法をしてきたという悪い評判のある企業では、民事再生はむずかしいのも道理であり、逆に詐欺的なところを抜いて顧客=著者との契約だけ別の会社に買い取ってもらって本体は清算するという方が本筋である。

参考サイト:「新風舎」にだまされた 自費出版の巧妙手口
新風舎商法を考える会

追記(2008.3.7)
朝日.comより
新風舎、文芸社に事業譲渡 未完成千人分の本作りも
2008年03月07日01時17分
 経営破綻(はたん)した自費出版大手の新風舎(東京都港区)の保全管理人の川島英明弁護士は6日、新風舎の事業を自費出版大手の文芸社(東京都新宿区)に一括譲渡したことを明らかにした。来週、新風舎は破産手続きに入る予定だ。

|

« police:出会い系サイトの現状報告とパブコメ | トップページ | univ.成蹊大学会場でリスニング中に停電 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

出版業界は会計事務所も「分からない」と手を出さないですし、ワケ分からないですわ。

確かに、書店が沢山あるのは消費者にとっては便利ですが、書店にある本が出版社の資産であり、出版社も取次を通しているから、最終的に自社の商品がどこにあるのか、売れているのか在庫なのか把握できていない、という「業界」ですからねぇ。

言わば、出版に関わる人の善意を担保にして行われてきたビジネスとでも言うべきでしょう。
その中に、ちょっと怪しいのが出てきても法的にもビジネス慣行的にも浄化できる力がない業界、としか言いようがないと思っています。

とにかく大変な業界ですよ。

投稿: 酔うぞ | 2008/01/19 12:41

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31412/17747087

この記事へのトラックバック一覧です: bankruptcy:新風舎、破産へ:

« police:出会い系サイトの現状報告とパブコメ | トップページ | univ.成蹊大学会場でリスニング中に停電 »