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2007/12/01

police:警察庁長官が可視化に柔軟姿勢

ボツネタ経由のNiftyニュース:<取り調べ可視化>柔軟対応を表明 警察庁長官

「可視化の論議は避けては通れない。制度として取り調べを録音・録画しないことを頑迷に死守するわけではない」
取り調べの100%録音・録画については「取り調べの機能を完全に阻害する。そこまでは到底ありえない」

あくまで、裁判官・裁判員の面前に映像で見せることが出来ない取り調べというのが、取り調べの機能の不可欠な部分を占めているということのようである。

今年5月にこのブログで検察庁のビデオ導入案にこう書いた。
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バカじゃないのか?

どんな国でも、取り調べの可視化をビデオ撮影で行っている国は、不当な編集が行われていないように取り調べの最初から最後までを切れ目無く録画し、また画面の見えないところで脅したりしていないように撮影アングルを工夫して、取り調べ検事が不正を働けないようにしている。

ところが日本では、検事が都合のいいシーンだけを選んで撮影し、これこの通り任意性がありますよという証拠にするつもりのようだ。
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「取り調べシーンを外部にビデオで見せたら調書を信用してくれる人がいなくなると思っているらしい頑なさ」から「都合のいいシーンだけビデオにとって証拠にする」という立場に移ろうとしているわけだが、さて、これは進歩だろうか?

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