juge:新60期の任官
asahi.com:新司法試験1期生、66人が判事補、42人が検察官に
最高裁は26日、06年の新司法試験に合格した「新60期」の司法修習生の中から66人(うち女性25人)を判事補として採用することを決めた。法科大学院の修了者の任官は初めてとなる。
年齢は25〜34歳で、平均は27.0歳。最高裁は05年の旧司法試験に合格した「旧60期」からは9月に52人を採用しており、年間の採用数は118人となった。このうち女性は43人で採用者に対する割合は36.4%。過去最高の比率だった。
また、法務省によると新60期の検事任官者は42人(うち女性14人)。25〜35歳で、平均は28.1歳。旧60期の71人と合わせ、年間採用者は計113人で過去最多だった。
この件に関する過去記事
旧60期検事任官のまとめと女性比率
bench:裁判官任官2007(1)
女性裁判官任官の割合は、去年30%をちょっと越えるくらいだったので、今年の34%というのは確かに多い。
新司法試験の合格者数に占める女性の割合は、新60期で22.6%なので(法務省データPDF)判事補任官比率におけるジェンダーバイアスはかなりよい方と、一応言えよう。
もちろん成績の上位者・下位者それぞれ男女比率を細かく見ていくと、単純にその反映だったり、あるいは女性が任官に不利という現実が現れる可能性もないわけではないが、それは不明である。
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