bankruptcy:フランス靴メーカーの破産
フランス南部ドローム県の商事裁判所は17日、再建を模索していた老舗の靴メーカー、シャルル・ジョルダンに清算を宣告した。フランス公共ラジオが伝えた。
同社は9月から会社更生のための手続きに入っていた。清算命令に伴い、社員約200人は解雇される。(パリ共同)
なかなか上手に訳している。
そう、フランスの清算liquidationは、会社更生のための手続redressement judiciaireをまず試みる観察期間の後、再建不能とみたら宣告されるもので、日本の破産に当たる。
ちなみにフィガロのLa liquidation judiciaire pour Charles Jourdanによれば、負債総額は200万ユーロ、2003年以来3回目の裁判上の更生手続適用で、ついに清算となった。
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コメント
すごく昔に背伸びしてシャルルジョルダンのヒールを買ったことがあります。アメリカに来てから、地元のショッピングセンターに入っている支店を何度か覗いたのですが、日本で買った見惚れるほど美しい靴などなくてがっかりしたのを思い出しました。
アパレル系としては、日本やアジア諸国で人気が高いプラダも経営が上手くいっていないようだし。。。
フェラガモが倒産して消滅するようなことがあったらショックだけど、ルイヴィトンの経営者のように商売上手にして21世紀を生き抜いてくれると信じています。
投稿: koneko04 | 2007/12/18 06:45