article:法科大学院と新司法試験
大島眞一「法科大学院と新司法試験」
判タ1252-76
いろいろと刺激的なことが書かれている。
適性試験は廃止した方がよいとか、新司法試験に短答式は足切り以外いらないとか、受験制限も5年以内ではなく3年以内とすべきだとか、細かな要件事実を極めたところで実務に役立つものではないとか・・・
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コメント
私も拝読しましたが、実務では即答を求められることはないから短答式で細かい知識を聞く必要はない云々というのは裁判官目線かなとは思いました。弁護士の場合、周囲に文献がない状態で即答を求められる機会というのは結構あるので、それなりに細かい条文知識は必要だと正直思います。
投稿: 小倉秀夫 | 2007/12/19 20:43
現場最前線を知らない中央本部シェルターにいる知ったか将軍みたいな意見です。現場を真摯に視察してれば自称XX専門家のアルバイト兵士なんか最終防御ラインすら守れないので敗訴を立て続けにくらうんです。
投稿: ハスカップ | 2007/12/20 01:40
つまり小倉先生指摘のとおり、裁判所というシェルターにいる裁判官将軍は、当事者兵士(弁護士や検察官)の具体的な職務内容や腐心した苦労を実は知らないで、知ったかであれこれ空理空論の作戦を立てて各戦線で連戦連敗すると思います。
その意味で全ての裁判官に弁護士職務研修を義務付けた方がいいかも知れないと思いました。
投稿: ハスカップ | 2007/12/20 07:37
択一軽視はどうかと思います
条文の細かい知識を大量にチェックするのには論文式より択一式の方が向いています
また、適性試験は箸にも棒にもかからない人を排除するためには必須です
ロー生ですら「小中学生の作文添削レベル」(by 米倉教授)なのに、いわんやロー受験生においてをや
> 受験制限も5年以内ではなく3年以内とすべきだとか、
三振した後にローに再入学できるってご存知ないんじゃないでしょうか?
3年以内なら三振→即ロー既修入学が可能になってしまって、競争が激化します
現場を知らない方は呑気なものですね
投稿: 氏名黙秘 | 2007/12/20 10:37