« JURY:個人商店主は裁判員になれる? | トップページ | arret:民訴勉強用-控訴審における訴えの取り下げ、交換的変更があった事例 »

2007/10/02

sumo:時津風問題

伝えられているところによれば、犠牲者の少年は部屋を何度も脱走しては連れ戻され、所持していた携帯は誰かにまっぷたつに折られ、精神的にも物理的にも監禁といえる状態にあった。
その上で、私的制裁を親方にも兄弟子にも加えられ、しかもそれはビール瓶で頭を血が出るほど殴る、稽古場裏に連れ込んで集団で殴る蹴る、稽古と称して30分か1時間か集中的にいたぶり、倒れると蹴るというものだった。
最後は、ぐったりした少年を放置し、瀕死の状態なのに水をかけるだの湯をかけるだの、さすがの兄弟子たちも救急車を呼ばねばと思うに至ってもなお親方は手をこまねいていた。

その他、死亡後は遺族にまず火葬しようといったり(意図的な証拠隠滅を図ろうとしたのではないかと疑われているが)、口裏を合わせて集団暴行を無かったことにしようとしたり、協会には「病死」といったり、ともあれ何ヶ月も問題の表面化を抑えることに成功していた。

これらの伝えられている内容が事実だとすれば、逮捕監禁・傷害致死で親方はもちろん手を下した兄弟子たちも一網打尽で逮捕し、別々に23日間外界との接触を断って、その他の犠牲者がいないか余罪追及も含めて徹底的に締め上げるのが適当だと思うが。

それはともかく、こうした事柄がこれまで皆無だった、死んだことを除けば(あるいは死んだことも含めて)特殊事例だとは誰も思っていないのではないか?

今回のことでも、時津風親方に対する同情論が協会内親方衆からは強いと報じられており、現に理事長も「稽古は厳しいものだ」という認識を口にしており、殴る蹴る連れ戻すは当たり前と思っている節がある。

しかし、相撲だろうが何だろうが、逮捕監禁の上リンチを加えて「強くする」行為が犯罪でないわけがないのである。
おそらくは、甘い顔をしていたら弟子など育たないというのだろうが、それにしても限度というものがある。
そして、弟子が死んで初めて問題が表面化するというのでは遅すぎるのである。
逮捕監禁傷害行為が日常的に行われ、死ななければ問題視されないという環境、それでなければ弟子が育たないし強くならないというのでは、日本の国技というより国恥であろうに。

心技体だの品格だのといっている連中は、恥ずかしくないのか? 

|

« JURY:個人商店主は裁判員になれる? | トップページ | arret:民訴勉強用-控訴審における訴えの取り下げ、交換的変更があった事例 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

>さすがの兄弟子たちも救急車を呼ばねばと思うに至ってもなお親方は手をこまねいていた。

これは下手すると親方は「殺人」容疑ものですよ。
いずれにせよ自分の子供を相撲取りにさせたい
親はこれで完全にいなくなったでしょうな。

投稿: おやじです | 2007/10/02 19:45

部屋付き親方が襲名するといわれてますが、時津風の名跡で続けるのは勇気がありますね。
ただ、ほかの部屋はどうでしょうね。今まで子供を相撲部屋に預ける勇気のある親は、これからも預けるのではないかと思います。

事故で人死にが出てもまだジェットコースタに乗る人がいるように。

投稿: 町村 | 2007/10/02 23:21

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31412/16637175

この記事へのトラックバック一覧です: sumo:時津風問題:

« JURY:個人商店主は裁判員になれる? | トップページ | arret:民訴勉強用-控訴審における訴えの取り下げ、交換的変更があった事例 »