SecondLife内のODRセンター
ポルトガルの政府と大学が設置しているE-Justice Centreである。
今はまだ事件がないようだが、果たして機能するものかどうか?
セカンドライフ内でも、紛争は多種多様に発生している。問題は裁定が下されたときのエンフォースメントであろうか。LindenLaboがサンクションを加えれば、あるいは強制執行をすれば、最強のエンフォースメントということになるのだろうが。
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コメント
執行のことは,ADRに一般的につきまとう問題ですが,特に仮想世界ではユーザーが世界に散らばっているので,結局,相手国の裁判所を利用しなければならないとなると大変なことになりますね。
リンデン・ラボは,規約違反があれば,アカウント停止などの処分の対象としますが,そうでなければ,ユーザー間の争いには不干渉という立場みたいです。
リンデン・ラボが仮想裁判所を作って,リンデンドルを差し押さえたりすると面白いのですがw
投稿: Sora | 2007/10/15 23:25
先週土曜日は、Soraさんとの共通の知り合いも出席された研究会で、このビデオを披露してきました。
リンデンドルは、リンデンラボがUSドルとの兌換を保証することで信用を得ているのですよね。一種の預金口座でしょう。
仲裁裁定が出たら、それに従って預金口座を差し押さえるという感じかな。
これに類似することは、ドメインネーム紛争で部分的に実現していますね。
投稿: 町村 | 2007/10/15 23:59