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2007/10/03

L&G電子マネー円天

読売online:L&G会長宅など警視庁が捜索開始、出資法違反の疑い
「1口100万円の『協力金』を預ければ、年利36%の配当を支払う」
「1年後の満期には元本を返金する」

冷静になってみれば、こんなの聞いただけで一発で詐欺決定というものだが、それは後知恵に過ぎないというところであろうか。

円天公式ホームページというのがあって、今みるとさすがにnot foundなのだが、そういうときにあるのがgoogleキャッシュ。
で、その中のリンクからたどると、あら不思議、公式ホームページはまだ生き残っていた。

http://landg-akari.jp/index.html

これもいつまであるか分からないので、ウェブ魚拓。9/23現在のページが保存されていた。

で、この中のWeb円天市場とかのパソコン版魚拓)・携帯版操作説明魚拓)をみると、何のことはない。電子マネーとかいっても、要するに一定金額を先払いして、その中でお買い物ができますというものに過ぎない。
もちろん、その点ではスイカやエディもプリペイドで同じなのだが、円天の場合は一定金額が一口100万円と桁違いなのと、「使っても使っても減らない」という標語を被せて、すっかりうまい話に仕立て上げているのである。

当然、プリカ法の要求する引当金などは用意していないであろうし、大体年利36%相当の利回りでは破綻しない方がおかしい。(とはいえ、ちょっと前までのサラ金やクレジットの客は、この程度の利息を平気で払って来たのだが。)

なにはともあれ、電子マネー事業の行政規制の重要性と、行政規制がエンフォースされていないが故の被害拡大の現実を目の当たりにし、コイズミとかタケナカとかの見解を聞きたいところである。

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