theatre:命--特攻隊の青春
演劇「命--特攻隊の青春」を、縁あって見てきた。
特攻隊員たちのそれぞれの悲しみ、つらさ、家族の痛みが痛切に伝わってくるよい舞台である。
神風特攻隊の存在を知らない人はいないだろうが、昨今の言論状況では、あの痛ましい、繰り返すべきでない現象を、日本精神の発露とか、勇ましく男らしい行為と思っている人がいるのではないかと心配になる。
この舞台は、そんな心配を吹き飛ばすような力を持っている。
演技的にどうというのは、ちょっとアレなところもあるが、そんなことは小さなことに思えるほど、事実の圧倒的な迫力に感じ入ってしまった。
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