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2007/09/16

LS:TMI葉玉弁護士の見解

会社法であそぼ:未習者を侮るなかれより

葉玉先生「最近は、漏洩問題が騒がれたせいか、答案練習会に対する逆風が吹いているように思います。そのような逆風は、合格を目指すものにとっては、くそ食らえです。」

「くそ食らえです。」

葉玉先生がさせた勉強方法は
「1 授業では、基本的な事項について具体的なイメージを持たせること及び法律の論理がどのように展開されるかを理解させることの2点に絞って行う。
 2 徹底して択一の問題を解かせる。
 3 毎日1通は、旧司法試験の論文を書かせる。
 4 チームを作らせて、チームが一丸となって勉強するように指導する。
 5 一緒に飯を食いながら、励ます。」

今年、残念な結果に終わった皆さん、頑張っていこう!

(蛇足)
これだけだと、葉玉先生ブログの出来の悪い要約になってしまうので、少しだけ追加。

多分、上記の1と3との間にかなりのギャップがあって、そこをチューターなりメンターなりが上手に埋めないと、全く自学自習でやろうとすると、1抜きの3になってしまうかもしれない。あるいは、1と結びつかない3か。

民訴が苦手な皆さんには、是非とも、民事訴訟実務の流れに沿って、理論的課題が実際の訴訟のどの場面で問題となってくるかを理解し、その上で論点についての勉強をされることを勧める。
また、論点の勉強に入っても、そこで出てくる判例や学説を闇雲に覚えるのではなく、それが訴訟の基本的な仕組みと整合するのかどうか、他の問題とその解決に応用できるものかどうか、実体法との関係で問題が生じないかどうかなど、ある意味では派生的な問題、別の言い方をすれば原理的な問題に常にフィードバックさせて理解を深めるとよい。
訴訟の流れとか遠回りのように感じるかもしれないが、なんのために訴訟物理論や判決効論が問題となるのか分からないまま、論じられている内容をなぞる練習をするだけでは、結局覚えたことをはき出す式のアウトプットしかできない。
答案練習が批判の対象になるのは、問題とその答えを覚え込むことに終始する方向に落ち込んでしまいがちだからであって、法的な問題が出て、それに対する解答を各自が構築できるように訓練すること自体は批判の対象とはなり得ない。実務家の営みは結局そういうことだし、実務家養成の教育課程はそのような問題解決能力の育成にあるのだから。
そういう意味でなら、上記の「くそ食らえです。」に全面的に賛成である。

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コメント

「手書きする力」というのは別として,限られた時間の中で情報を取捨選択して,大外ししない成果物をつくる,というのも我々の仕事では欠かせません。

文科からは,とってつけたような調査依頼がきてましたが,そんな穀潰しのような調査をしている暇があるのならば,法務省と協議でもして,試験とLS教育とが円滑に結びつく方法でも考えたら良いと思うのですが。

投稿: h | 2007/09/16 17:25

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