jugement:犬が道路に飛び出して事故を引き起こした。そのとき飼い主の責任は?
NHKの生活笑百科に出てきそうな事件が本当にあった。
京都地判平成19年8月9日(PDF全文)
普通自動二輪車の運転手が,道路に飛び出した犬に驚愕し,犬との衝突を避けようとして,道路脇のガードレールに衝突して負傷し,普通自動二輪車が損傷を被ったとして,犬の買い主について,民法718条1項及び同法709条に基づく損害賠償責任が認められた事例
しかし、犬の名前まで仮名にする必要はあるんだろうか>京都地裁裁判官殿
事案は、バイクで道を走行中に、長い鎖を付けて勝手口から道路に飛び出すことのできた犬(種類等不明)に驚いてガードレールと電柱に衝突し、けがをしたというものである。
バイクを運転していたフリーターが原告で、犬の飼い主が被告。
鎖はついていたものの、道路に飛び出せないように勝手口を閉めておくなどの配慮をしなかった点に過失があるとされた。
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