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2007/09/02

canada:戦争犯罪人の避難地

tqs.com:Le Canada demeure un refuge pour criminels de guerre contemporains
カナダは今なお現代の戦争犯罪人の避難地となっている。

ルワンダの虐殺犯が5人、カナダで自由に暮らしているそうである。
この事態を称して、あるジャーナリストは、戦争犯罪で訴追される人にアドバイスするとすればカナダに行けというだろうと述べている。

入国時に出国元の事情を調査しないとか、予算の問題とか、外国で収集した証拠のカナダ国内での使用が難しいことなど、様々な要因があるが、1990年バルカン紛争後はカナダ国内に戦争犯罪人が入国することが制限されつつある。
それでも、1998年以降、戦争犯罪の疑いでカナダ国内にとどまることを禁止された外国人は3360人なのに、実際に送還されたのは408人にすぎないと年次報告書が伝えている。

日本の入管行政は厳しいことで有名だが、戦争犯罪関係ではいかがであろうか?

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コメント

虐殺当時のルワンダ国連平和維持軍司令官ダレールは、皮肉にもカナダ陸軍出身でしたね・・・わずか350人で2万人を保護したのだから、客観的には良い仕事をしたと評価できるでしょうが、PTSDになって、帰国後に、薬物とアル中で死にかけました。

投稿: Inoue | 2007/09/02 11:24

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Matimulog: canada:戦争犯罪人の避難地 カナダは今なお現代の戦争犯罪人の避難地となっている。 ルワンダの虐殺犯が5人、カナダで自由に暮らしているそうである。 ルワンダの戦犯が、よりによってカナダにいる。カナダ陸軍出身のルワンダ駐留国連平和維持軍の元司令官ダレールは、どう感じているだろうか。  1994年、5月から7月にかけて、わずか10週間の間に、80-100万人のルワンダ人が虐殺された。  政府側のフツ族が反政府側のツチ族を殺すというのが主な構図だったが、逆のケースもあ... [続きを読む]

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