canada:戦争犯罪人の避難地
tqs.com:Le Canada demeure un refuge pour criminels de guerre contemporains
カナダは今なお現代の戦争犯罪人の避難地となっている。
ルワンダの虐殺犯が5人、カナダで自由に暮らしているそうである。
この事態を称して、あるジャーナリストは、戦争犯罪で訴追される人にアドバイスするとすればカナダに行けというだろうと述べている。
入国時に出国元の事情を調査しないとか、予算の問題とか、外国で収集した証拠のカナダ国内での使用が難しいことなど、様々な要因があるが、1990年バルカン紛争後はカナダ国内に戦争犯罪人が入国することが制限されつつある。
それでも、1998年以降、戦争犯罪の疑いでカナダ国内にとどまることを禁止された外国人は3360人なのに、実際に送還されたのは408人にすぎないと年次報告書が伝えている。
日本の入管行政は厳しいことで有名だが、戦争犯罪関係ではいかがであろうか?
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- ガザでの #ジェノサイド が国際司法裁判所に #イスラエル(2024.01.02)
- JBpress:独政府転覆を企てた「ハインリヒ13世」と極右組織「帝国市民」とは何者か(2022.12.15)
- 岸田内閣が安倍晋三・菅義偉の憲法無視姿勢を踏襲して、臨時国会召集要求をスルーしていることについて(2022.08.19)
- #ハロウィーン の今日は #総選挙 (2021.10.31)なので、選挙に行こう(2021.10.31)
- 差別をなくすために(2021.10.29)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 鳥取・河原城(2025.01.03)
- 白兎神社のお参り(2025.01.02)
- Book:准教授高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る(2022.11.25)
- フランスのコロナ対策とマスク事情(2022.09.11)
- ロストバゲッジ(追記1,2,3,4完)(2022.09.04)
「法律・裁判」カテゴリの記事
- Arret:欧州人権裁判所がフランスに対し、破毀院判事3名の利益相反で公正な裁判を受ける権利を侵害したと有責判決(2024.01.17)
- 民事裁判IT化:“ウェブ上でやり取り” 民事裁判デジタル化への取り組み公開(2023.11.09)
- BOOK:弁論の世紀〜古代ギリシアのもう一つの戦場(2023.02.11)
- court:裁判官弾劾裁判の傍聴(2023.02.10)
- Book:平成司法制度改革の研究:理論なき改革はいかに挫折したのか(2023.02.02)
コメント
虐殺当時のルワンダ国連平和維持軍司令官ダレールは、皮肉にもカナダ陸軍出身でしたね・・・わずか350人で2万人を保護したのだから、客観的には良い仕事をしたと評価できるでしょうが、PTSDになって、帰国後に、薬物とアル中で死にかけました。
投稿: Inoue | 2007/09/02 11:24