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2007/08/10

UNIV:Web2.0時代の大学は?

CNET Japan:Web 2.0スタイルのツールが変革する大学の教育現場

昔は嫌われるタイプの自己顕示欲や勉強したことをひけらかす学生が、Web2.0スタイルのツール(ブログやウィキ)を取り入れた大学の中で、力を発揮しているという。
逆に、大学が自己の優れた点をアピールするのに、Web2.0スタイルのツールを取り入れているという。

例えば、入試合格者にログイン情報を伝え、入学前にルームメイトとメールのやりとりを可能にしたり、大学内の人気スポットを把握させたりできるよう、SNSを提供する。
また、教授たちは、自分自身や研究内容、講義について紹介した動画を投稿するためにiTunes Uを活用している。

SNSは入学後も使われる。講義内容をオンラインで配信し、学生はこれを元に、自らの創造性を発揮し、学術記事やオーディオファイル、動画を集めたリポジトリや用語集の作成に共同で取り組むという。

医学教育でも、心音をCDで配布するよりiPodで聞けるように配信した方が、教育効果が高いという。

「Web 2.0スタイルのツールが教育現場に登場したことで、教育理論にはじまり大学の構造にいたるまで、あらゆるものが変遷期を迎えることになるであろうという見方もある。」

 要するに一方通行的な講義スタイルから、オンラインで双方向の勉強スタイルに変わるだろうということだが、アメリカ人が今さらこんなことを言うとは少し意外である。ただ、従来ならできなかったことがオンラインツール、とりわけWikiのような共同作業ツールを使えば、個人個人の貢献度を明らかにしながら全体編集を行っていくなど、可能になるという面はある。
なお、Second Lifeもまた、教育ツールとしてどう使えるかが注目されているという。

個人的な経験からも、上手に使えば、オフラインの講義の補助的なツールとしてオンラインツール、特にグループウェアや会議室、レポート作成と相互評価ツールは有用である。この記事の中でも、人前で発表することに苦痛を感じる学生にとって、教授と一対一で自己のパフォーマンスの評価をしてもらえるオンラインツールは貴重な存在だということが書かれていた。アメリカ人でもそんなことをいうのかと意外な思いだが、アメリカ人でこそそういう発想になるのかもしれない。教育は、それを受ける個々の学生の特性に則したやり方が必要だと考える傾向がアメリカでは強く、この点はむしろ日本の方が画一性を押しつけて当然という顔をするように思う。

日本において、このオンライン教育ツールの開発・活用で最先端を行くと思われるのが名古屋大学の諸先生であろう。(とりあえずは法律分野の話)
名古屋大学法学教育支援システム
法科大学院形成支援プロジェクトのページ

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コメント

そういえば,数年前に法務研究財団が津田ホールでやったシンポのときに,「日本人=シャイ,アメリカ人=自己主張ガンガン」というのは,実は我々の思いこみだったというのを感じたことがありました。

投稿: h | 2007/08/10 11:21

卒業後にそのSNSのIDがどうなるのか気になります。

投稿: itochan | 2007/08/17 11:00

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