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2007/08/15

news:石屋製菓の件

売れ残り品の賞味期限を改竄して再出荷という手口は、かなり普遍的なやり方のようである。

賞味期限というのがその程度の意味しかないのであれば、そもそも表示のあり方を考え直すべきだ。

しかし現在の表示のあり方を前提にする限り、付け換えは改竄だ。やるならそのことも表示すべきである。

ただ、今回の石屋製菓の事件は、報道でみる限り、それなりに誠実に情報を適時に公開しているように見える。
賞味期限改竄を指示した役員が内部告発を黙殺したというところが怪しげだが、大腸菌や黄色ブドウ球菌の問題も、隠してやり過ごすのではなく、きちんと対応してきたと評価できるのではないか。

そして、問題が起こったときの対応について、誠実さをちゃんと評価しないと、やっぱり隠した方が得という観念を育ててしまう。
自首というか、自主公開にメリットを付与することの効用は、もう明らかであろう。

追記(20070816):朝日新聞サイトの記事によれば、下記のようなことになっている。
「石水社長は、「白い恋人」の賞味期限について、96年ごろから繁忙期や在庫が膨らんだ際には規定の「4カ月」ではなく、5〜6カ月に延ばすこともあった、と明かした。石水社長もこれを知っていたという。」

会社ぐるみで長年行われていたというわけである>賞味期限改竄
上記の記事のうち、それなりに「誠実」という部分は撤回しておこう。

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