news:無罪判決が急増
Asahi.com:無罪判決が急増 証拠評価の厳格化の表れ?
有罪率が極端に高ければ、両様の評価がでてくるが、無罪判決が増加した場合も同様に色々な観点から論じられる。
曰く、裁判をきちんとやるようになったからだ
曰く、起訴する側がお粗末になったからだ
なぜか、弁護士の刑事裁判遂行能力が高くなったからだという声は聞こえてこないが。あるいは最近の刑訴法改正が無罪判決増加の原因だという分析も、少なくともこの記事にはないが、どこかで唱えられていないだろうか?
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コメント
最近、ネット関連犯罪で、検察官殿の無理な法解釈で起訴してくるというパターンもありまっせ。
被告人自白してるのに、一部無罪(主文で無罪の言渡はしない)とか。
起訴圧力というか、検挙圧力に負けて立件してくるんでしょうね。
いい加減な理屈で持ち込まれると、裁判所も困りますよね。できるだけ検察官を救済しようとするんですが、限界がある。
投稿: 奥村徹(大阪弁護士会) | 2007/07/10 11:34
無理な理由付けや射程距離が違う判例を引用した控訴趣意書・上告趣意書に裁判所や書記官も困っているみたいです。救済のしようがないので三行半が多いそうです。特に上告には。
もちろん国選では、不本意ながらも被告人の無謀な主張にも沿わないといけないので、弁護人の責任ではないと思いますが。
投稿: ハスカップ | 2007/07/12 00:17