FA撤廃を求める訴訟??
労組日本プロ野球選手会(会長=宮本慎也・ヤクルト選手)は20日、東京都内のホテルで臨時総会を開き、球団や日本プロ野球組織(NPB)を相手に、フリーエージェント(FA)権取得年数の短縮や移籍に伴う補償金の撤廃などを求める訴訟を起こすことを全会一致で決めた。
うーむ、どのような請求の趣旨になるのだろうか?
ちょっと思いつかないのだが、例えば巨人軍の選手が、巨人軍を被告として、他球団と契約を締結できることの確認の訴えを提起するということだろうか?
あるいは、他球団との契約交渉・締結を妨げてはならないとの不作為請求だろうか?
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- news:あの神戸市で組体操を強行し、51人も怪我をさせた(2019.10.08)
- やりがい搾取に根性論で応じるけど、それでいいのかOlympique(2019.08.11)
- Disparue;ティフェンヌ・ベロンさんを探せ(2018.10.30)
- FLASH:山尾しおりさんへの取材が酷いらしい(2017.11.10)
- misc.男が暴れて飛行機が引き返す(2017.07.16)
コメント
「現に紛争解決の必要性があること(争訟性)」「実体法規の効果として規定された権利の存否判断であること(具体的事件性)」という訴訟構造のなかでは,きわめて悩ましいところですね。
国を相手として政策形成型訴訟をおこすときに「慰謝料」を媒介としてやることがありますが,それと同じように,ともかく既存の権利が侵害されているという法律構成をして訴えを起こし,裁判というフォーラム作りをして,という戦略だろうか。
ただ,そういうのに付き合ってくれる裁判官と,嫌悪する裁判官とがいるから,どういう裁判体にかかるかも大きく影響しそうな感じがします。
投稿: h | 2007/07/21 11:20