Bankruptcy:ミートホープの自己破産申請
破産は免れ得ないところだろうと思うが、元幹部が「過去にも税金を払わなくて済むように会計操作をしていた疑いがあり、額面通りには受け取れない」と指摘しているそうである。
いずれにしても、コンプライアンスの軽視(というか本件については否定)が企業の存続にも関わる問題であることを示す事件として、三菱自工、雪印乳業(食品)、不二家、ヒューザー、ライブドアなどと並び称せられる出来事である。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- news:あの神戸市で組体操を強行し、51人も怪我をさせた(2019.10.08)
- やりがい搾取に根性論で応じるけど、それでいいのかOlympique(2019.08.11)
- Disparue;ティフェンヌ・ベロンさんを探せ(2018.10.30)
- FLASH:山尾しおりさんへの取材が酷いらしい(2017.11.10)
- misc.男が暴れて飛行機が引き返す(2017.07.16)
コメント
宇都宮地裁の所長を,審尋の補助者として派遣してはどうでしょうか。
投稿: h | 2007/07/17 21:13
三菱自工、雪印乳業(食品)、不二家、ヒューザー、
ライブドアなどと並び称せられる出来事である。
もの作りという観点では、ライブドアはちょっと業種が違うと思いますが、ミートホープ社は別格だと思いますね。
わたしには、ミートホープ社=ニセモノを流通させることを目的とする事業。
であったように思えます。
こう考える理由は、入札価格の著しい低価格で、相場の60%と伝えられています。
これ、原材料を60%とか30%にして、90%の価格で売れば詐欺的商法による大儲けでしょうが、売値も安いのだから儲からない。
じゃあ何が目的なのか?となりますが、雨水を使うとか、クレームがあれば保険を使うとか、とにかく手が込んでいる。
作るということよりも、そういう世間を欺すことに力点を置いているのではないか?
それによって儲からないけどシェアを拡大し有名人になった。
つまり名誉欲ですね。
もの作りという立場からは、非常には自棄的な動機のように感じるのです。
巻き込まれた回りは迷惑きわまりないですが・・・・・。
つまりは、もの作りの方法に着目していると、基本的に商業原理であり文化的に日本のもの作りは性善説ですから、こういう企業姿勢そのものが違っている場合には法的にも行政としても対応困難なのだと思います。
三菱ふそうについては長年「酔うぞの遠めがね」で叩いていますが、わたしは現場軽視だと思います。
自動車業界では有名な話で「三菱はお公家さんだから」と言っています。
そういう意味では、三菱が「上(国)」を見ていて社内の文化もそれに倣っているのでしょう。
作る時にちゃんと作れば問題がない、と決めつけている文化ですね。
これでは、複雑化する社会のニーズや使い方の変化などを受け入れる部署が育たない。
結果的に旧式になっていくわけです。
投稿: 酔うぞ | 2007/07/18 13:11
でもミートホープは儲かっていて、田中社長一族も裕福だったようですよ。
儲からない商売をしていたわけではなさそうです。
投稿: 町村 | 2007/07/18 13:49