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2007/07/14

ADR仲裁法学会:同席調停と交互面接調停

高橋裕・神戸大学准教授の報告だが、大変興味深い内容であった。
しかし、事実上報告の主眼となるべき同席調停の特質の部分を全部落としたのにはビックリがっかり。

交互面接方式の特徴とされているところは同席調停だと行われ得ないと考えられるものなのかどうか、大いに疑問だろう。
要するに人定尋問は同席調停でもする人はするだろうし、先生と呼びあうのも交互面接に特徴的なところとではない。自己表出の拘束性も、ここにでている過去の言質を盾に取るというような現象は同席調停でも同じはずだ。
そうはならないという理由があったのなら、それこそ報告の価値があるかもしれない。

ともあれ全く時間配分を気にしない報告というのも、若い頃にはありがちだが、どうせはしょるなら交互面接方式の実験例の方を省略してほしいものであった。

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コメント

わたしが疑問だったのは、「同席調停に構造がない」という発言でした。クローズドクエッションなら構造があって、オープンエンドクエッションなら構造がないのかとか・・どういう意図での発言か、意味がよくわからなかったです。

報告を聞いて、ついだまっていられなくなったという家事調停委員の方の発言がおかしかったですが、「勝てる!離婚調停」の著者からの再反論というかコメントが欲しいところだとおもいました。

投稿: ヱ | 2007/07/16 07:40

同席調停と交互面接調停との方式の違いに起因するかどうかがはっきりしない中では、残念ながら議論の焦点が定まらないままでした。
あの調停委員の方も、調停委員の実践方法一般に対するいわれなき批判と受け取ってらっしゃったようですし。

投稿: 町村 | 2007/07/16 09:33

調停委員です。今、よりよい調停を進めるために、同席調停をどのように取り入れ、活用するかということをグループで検討しています。調停をしていて、問題解決は複雑系で解を求めているような思いがあります。それですので、「構造がない」というご意見はなんとなくわかるような気がいたします。

投稿: xanthippe | 2009/10/15 00:25

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